(VOVWORLD) - 17日、国会議事堂においてチャン・タイン・マン国会議長主催のもと、第15期国会第7回会議の第2部会が始まりました。
この部会では、ダクノン省ザーギアからビンフォック省チョンタインへの南北高速道路西線区間建設投資プロジェクトの方針と、2021年から2030年までの少数民族・山岳地域の経済社会発展国家目標プログラムの投資方針修正について審議されました。
南北高速道路西線区間建設投資プロジェクトについて、議員らはこの事業の必要性に賛同し、高速道路網の段階的完成と、地方の新たな発展空間創出につながると評価しています。ビンフォック省選出のディエウ・ヒュン・サン議員は次のように述べました。
(テープ)
「このプロジェクトは、テイグエン地方と東南部、西南部、ホーチミン市を結ぶ極めて重要な交通幹線路です。高速道路建設によりインフラ のボトルネックが解消され、東南部・テイグエン地方の新たな発展の場と経済社会発展の原動力が生まれ、国防・治安が確保されます。2021年から2030年の道路網建設計画から一部路線が変更され、工事と運用の最適化、新たな発展空間の創出、地方の経済社会発展促進という観点からより良いものとなっています。」
続いて、2021年から2023年までの少数民族・山岳地域発展プログラムの投資方針修正が審議されました。議員からは政府に対し、慎重な検討と説明を求める意見が出され、特に貧困地域への重点支援と、医療・教育分野の具体的事業の確保が求められました。ハノイ市選出のチュオン・スアン・ク議員は次のように指摘しました。
(テープ)
「国際社会に統合する中で、少数民族も国内における統合を目指す必要があり、その出発点は教育でなくてはなりません。全国平均と比べ、現在の少数民族寄宿学校は良好な状況にありますが、さらに発展させ、優秀な少数民族人材育成に予算を重点配分すべきです。少数民族出身者の人材育成に注力すべきなのです」
17日午前にも、グエン・バン・タン交通運輸相とハウ・ア・レン民族委員会委員長から、所管分野の状況と課題についての説明もありました。