米 バイデン氏が新大統領に就任

(VOVWORLD) - VOVのワシントン支局によりますと、現地時間の20日、ワシントンの連邦議会議事堂の前で、アメリカの第46代大統領のジョー・バイデン氏の就任式が行われました。

就任式は、今月6日、トランプ氏の支持者らが首都ワシントンの連邦議会議事堂を一時占拠する事態が起きたことを受けて、首都ワシントンをはじめ、全米各州の議事堂などでも厳重な警備態勢がとられる中で行われました。

米 バイデン氏が新大統領に就任 - ảnh 1米連邦議会議事堂で行われた大統領就任式で、就任宣誓するジョー・バイデン新大統領、隣は妻のジル・バイデン氏

バイデン新大統領は就任演説で、「民主主義が勝利した。分断は深く現実のものだが、国民の結束に全身全霊をささげる」と訴えました。

(テープ)

「今日はアメリカの日であり、民主主義の日です。民主主義が勝利を収めました。共和と民主、地方と都市、保守とリベラルという無意味な争いをやめなければなりません。相手に心を開けば、できるはずです。私はすべての国民の大統領になると誓います。私を支持してくれた人だけでなく、支持しなかった人のためにも同じように懸命に闘います。」

このように語ったバイデン氏は、「団結はアメリカが現在の困難を乗り越えることに役立つ」とし、次のように述べています。

(テープ)

「団結により、我々は重要なことをすることができます。また、誤りを直すこともできます。特に、パンデミック制圧、再建、アメリカの指導的役割の向上なども可能となります。」         

また、バイデン新大統領は「同盟を修復し、再び世界に関与する」と述べ、国際協調を重視する姿勢を示しました。バイデン新大統領はこのあと新型ウイルス対策や気候変動、移民政策などを巡る文書に署名し、トランプ前政権からの転換を打ち出す見通しですが、トランプ前大統領の支持者らの反発は強く、多くの難題にどう向き合うか、早くもその手腕が問われることになります。

なお、日本や、インド、パキスタン、スペイン、イタリア、ドイツ、欧州委員会、などの指導者らはバイデン氏に祝電を送りました。

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