イスラエル国防相「ガザ停戦合意にかつてなく近い」 ハマスも前向きな見解
(VOVWORLD) - イスラエルのカッツ国防相は翌17日、「ハマス打倒後もイスラエル軍はガザでの治安管理を完全な行動の自由の下で継続する」と述べ、軍事的優位を維持する考えを示しました。
2024年12月7日、イスラエルの空爆後に破壊されたパレスチナ自治区ガザ地区の光景(写真:THX/TTXVN) |
イスラエルのカッツ国防相は16日、パレスチナ自治区ガザでのイスラム組織ハマスとの停戦および人質解放交渉について、「昨年11月の一時休戦以降、人質解放合意にこれほど近づいたことはない」と述べ、停戦合意の妥結が目前であるとの見通しを示しました。発言内容は国会外交委員会での説明としてAFP通信が報じました。
一方、カタールの首都ドーハに拠点を置くハマス幹部もAFPに対し、「人質交換と停戦の取引がかつてなく近づいている」と述べました。ただし、「ネタニヤフ首相が過去にやったように合意を妨害しなければ」という条件も付け加えました。さらに、ハマス側は「完全かつ永続的な停戦」や「ガザからのイスラエル軍の撤退」など、従来の要求も改めて強調しました。
イスラエルのカッツ国防相は翌17日、「ハマス打倒後もイスラエル軍はガザでの治安管理を完全な行動の自由の下で継続する」と述べ、軍事的優位を維持する考えを示しました。
ロイター通信によれば、イスラエル政府当局者は仲介国カタールとの実務協議に臨むためドーハに滞在しており、イスラエルとハマスの溝を埋めるための調整が続いています。(時事通信)