米大統領 トルコの軍事作戦への警告書簡を公表

(VOVWORLD) - トルコによるシリア北部での軍事作戦をめぐり、アメリカのホワイトハウスはトランプ大統領が、作戦初日にエルドアン大統領に「バカなことをするな!」などと作戦をやめるよう警告した書簡を公表しました。軍事作戦を黙認したとの批判をかわすねらいがあるとみられます。
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トルコによるシリア北部での軍事作戦をめぐり、アメリカのホワイトハウスはトランプ大統領が、作戦初日にエルドアン大統領に「バカなことをするな!」などと作戦をやめるよう警告した書簡を公表しました。軍事作戦を黙認したとの批判をかわすねらいがあるとみられます。

トルコがシリア北部で続けるクルド人勢力への軍事作戦をめぐっては、トランプ大統領がクルド人勢力と協力していたアメリカ軍の部隊を撤退させ、作戦を黙認したとして国内外から批判が高まっています。
これに対し、ホワイトハウスは16日、トランプ大統領が軍事作戦が始まった9日付けでエルドアン大統領に宛てた書簡を公表しました。
書簡は、冒頭で「いい取り引きをしよう!」と持ちかけたうえで、「あなたは何千人も虐殺することの責任を負いたくないし、私はトルコの経済を破壊することの責任を負いたくはない」と書き、軍事作戦をやめなければ経済制裁を科すことになると警告しています。
そして、クルド人勢力には譲歩の用意があると伝えたうえで、「強がるな。バカなことをするな!」と、軍事作戦をやめるよう求めています。
トランプ政権には書簡を公表することでトルコの軍事作戦を黙認したとの批判をかわすねらいがあるとみられます。(NHK)

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