
ワシントン市内で8日から開かれていたアメリカとEU欧州連合によるFTA自由貿易協定の第1回交渉が12日、閉幕しました。多様な業界団体から要望を聞き、本格交渉への歩みを進めました。次回は10月にブリュッセルで開き、14年中の妥結に向け交渉を加速させます。
アメリカ通商代表部のダン・マラニー首席交渉官は閉幕後の記者会見で、遺伝子組み換え作物や検疫など食の安全を巡る規制緩和は、「極めて重要」との認識を示しました。EUのイグナシオ・ガルシアベルセロ首席交渉官は、「アメリカとEUは高いレベルの自由化を誓約した。世界標準のルールづくりに貢献する」と総括しました。
初回の交渉では関税撤廃や食品の安全規制など全18分野を網羅しましたが、一通り全体をチェックして今後どう交渉を進めていくか検討するのが目的で、互いの提案を交換する段階ではないということです。