統治・行政・管理効果指数の2023年版調査結果発表

(VOVWORLD) -  2日午前、ハノイで、UNDP=国連開発計画ベトナム事務所はベトナムの各省・市における「統治・行政・管理効果指数(PAPI)」の2023年版調査結果を発表しました。
統治・行政・管理効果指数の2023年版調査結果発表 - ảnh 1ハリディ氏

発表式でUNDPベトナム事務所のラムラ・ハリディ所長は2023年のPAPI調査では63の省・市でランダムに選択されたおよそ2万人を対象に500の質問を通じて、アンケートが行われたと明らかにしました。ハリディ氏は次のように語りました。

(テープ)

「地方レベルで、いくつかの公共部門での汚職取り締まりが改善されたことへの住民の認識が向上しています。これは歓迎すべき進歩だと思います。これまで、汚職取締に関する指標は常に地方行政府に対する住民の全体的な満足度と最大の相関があるからです」

汚職取締の傍ら、Eガバナンスに関する指標も改善されました。Eガバナンスにアクセスした住民の割合は2022年の3.05%から昨年、6.39%に増えました。Eガバナンスへのアクセスの増加はインターネット普及率と比例しているとしています。

一方、在ベトナムオーストラリア大使館のアンドリュー・ゴレディノウスキー大使は次ような見解を述べました。

(テープ)

「政府やガバナンスシステムは国によって異なりますが、2タイプに分けることができると思います。一つ目は国民に対するサービスの提供に関心を寄せる政府、二つ目はこれに関心を寄せない政府です。15年間にわたり、PAPI調査を行ってきた後、ベトナム政府は一つ目のタイプであることを確認できます」

なお、PAPI2023年版調査結果によりますと、北部タイグエン省は「国民の参加度合い」、中部カインホア省は「公開性・透明性」、南部バックリエウ省は「国民に対する説明責任」、同じく南部ソクチャン省は「公共部門での汚職取り締まり」、中部トゥアンティエンフエ省は「公共サービスの提供」、南部ドンタップ省は「環境ガバナンス」、首都ハノイは「Eガバナンス」でそれぞれ最高レベルの評価を受けました。

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