4日、ファム・ミン・チン首相は中国の李克強首相と電話会談を行いました。席上、両首相は、両国の指導部の指導や、両国国民の努力などにより、両国関係があらゆる分野で良好に発展しているとのことで一致しました。

また、両国関係の重要性を再確認すると共に、今後も各レベルの交流を維持することや、経済・貿易・投資などの分野での協力活動の質的向上に力を入れること、それぞれの国での経済社会発展とパンデミック予防対策に関する経験交換を促進することなどに合意しました。

海洋問題に関し、チン首相は、「双方は海上での平和・安定を維持し、1982年国連海洋法条約を含め国際法を尊重し、あらゆる問題を両国の指導部が達成した合意や、「法の支配」という精神に従って解決する必要がある。また、ASEAN諸国とともに、COC=海上行動規範に関する交渉を促進するよう」と訴えました。

一方、李首相は、「中国は、ベトナムの農産物の中国への輸出を含め経済・貿易・投資協力に関するベトナムの提案を重視する。また、COCの早期制定を目指し、ベトナム、および、ほかのASEAN諸国とともに努力する用意がある」と確認しました。