席上、両指導者は、近日中に、二国間関係を新たな段階に引き上げることで一致しました。チン首相は、両国が、各級代表団の交換、貿易・投資分野での協力、文化交流、草の根交流などを通じて、二国関係を推進し続けるよう提案しました。

また、ポーランドの得意製品である機械や、船舶などのベトナムへの輸入に便宜を図ると明らかにするとともに、双方に対し、ベトナムへの優遇借款供与に関するポーランド政府の公約に基づき、６隻の海洋捜索救助船の建造プロジェクトへの借款供与合意書の早期締結を推進するよう求めました。さらに、ポーランド政府に対し、ポーランド在住ベトナム人コミュニティの安定した生活に好ましい条件を提示するよう提案しました。

一方、アンジェイ・ドゥダ大統領は、現在、ベトナムはポーランドにとって東南アジア地域における最大相手国であると確認するとともに、ポーランド在住ベトナム人コミュニティの貢献を高く評価しました。そして、同大統領は、ベトナムが、自国向けのポーランド製品の輸出に便宜を図るとともに、再生可能なエネルギー、観光などの分野において協力を強化していきたい意向を表明しました。