IAEA事務局長、「イランの協力態勢は良好」

(VOVWORLD) -IAEA国際原子力機関のラファエル・グロッシ事務局長が、「当機関とイランの協力は良好な状態にある」と強調しました。
IAEA事務局長、「イランの協力態勢は良好」 - ảnh 1        (写真:AFP/TTXVN)

グロッシIAEA事務局長は28日火曜、AP通信のインタビューで、イラン国内の2箇所に対する査察について、イランとIAEA査察官が良好な協力態勢にあることに触れ、「IAEA査察官は、定期的にイランの核施設に立ち入り、査察している」と説明しました。

今年8月、グロッシ事務局長はテヘランを訪問し、イラン当局者との協議に臨みました。その結果、2016年1月以降イランが自発的に実施している包括的な規約や追加議定書の完全実施に向けて、両者が協力し、信頼醸成を強化することで合意しました。

これに関して、イランは核問題を終わらせるため、指定されていた国内の2箇所の施設にIAEAが立ち入ることを率先して許可するとともに、同機関の検証活動が円滑に行われるよう配慮を見せました。

イラン核合意の署名国は、イランのこの決定を歓迎するとともに、これを核合意存続に向けた前向きな歩みとして、高く評価しました。

トランプ米大統領は2018年5月8日、6カ国グループの一員としてイランと結んだ核合意から一方的に離脱を宣言し、対イラン制裁の再発動に踏み切りました。

トランプ大統領のこの行動はアメリカ国内はもとより、国際社会から大きな非難を浴びました。

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