1945年誕生:「こちらはベトナムの声です」 VOV開局の経緯

(VOVWORLD) -80年前の1945年9月2日にベトナム民主共和国が誕生しました。同年9月7日、VOVベトナムの声放送局はホーチミン主席の不朽の独立宣言を伝え、国営ラジオ放送局の「ベトナムの声」の誕生を告げました。
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1945年8月19日の八月革命が全国規模で成功した後、ホーチミン主席は国営放送局を早急に設立するよう指示しました。1945年8月22日の朝、ハノイのディンレー通り4番地で、当時北部臨時革命人民委員会委員のスアン・トゥイ氏がホーチミン主席の指示を伝えるため会議を招集しました。そして、チャン・ラム宣伝担当者は放送局設立の任務を委託されました。

同年9月5日、同じくディンレー通り4番地の編集室で、チャン・ラム氏が主宰する会議が開かれ、国営放送局の名称を「ベトナムの声放送局」(Đài Tiếng nói Việt Nam)とすることが決定しました。VOVのチャン・ドゥック・ヌオイ元事務・編集局長は次のように明らかにしました。
(テープ) 
「この会議は、短時間で開催されましたが、今日でも歴史的な価値を失っていません。1945年の開局当初には、誰もラジオ放送の運営方法をまったく知りませんでした。ホーチミン主席は、ベトナム革命報道の礎を築いた傑出したジャーナリストであり、また、国営放送局の創設者としても知られています」

わずか10日間のうちに、チャン・ラム氏は知識人や公務員ら約20人を編集部に採用しました。 さらに、ハノイ市内ダイラ通り128C番地にある無線電波放送局のモールス信号発信機は技術者によってラジオ送信機2台に改良され、ファムグーラオ通り4番地にあるおよそ30平方メートルの部屋がスタジオに改装されました。
(テープ)   
「当時のスタジオ担当者であるレ・クアン・ランさんは毛布をスタジオの周りに巻いて防音対策を施しました。しかし、マイクは一つしかなく、しかもそれは非常に大きく、スタンドも不安定でぐらぐら揺れていました。全てが整わない中、ラン氏はチャン・ラム氏に『5日か6日には放送できません。7日に放送できるように頑張ります』と報告しました」

当時、チャン・ラム氏は2人のアナウンサーであるグエン・ヴァン・ニャットさんとズオン・ティ・ガンさんに対し、ベトナムが主権を持ち、世界の言語地図上で存在感を示す国であることを世界に告げるために、力強く、明瞭で、誇り高い読み方をどのようにするかを提案しました。
このアナウンスと同時に、オープニングソングも慎重に選ばれました。当初、多くの提案があり、「進軍歌」(Tiến quân ca)を推す者もいれば、「遊撃歌」(Du kích)を選ぶべきだという者もいました。最終的には、作曲家グエン・ディン・ティの切迫した素早い行動を促すようなメロディーを持つ「ファシストを殲滅せよ(Diệt phát xít)」が、ベトナムの声放送局の公式なオープニングソングとして選ばれました。

「こちらはベトナムの声です。この放送はベトナム民主共和国の首都ハノイからお送りします」という番組開始挨拶が、1945年9月7日11時半に発信されました。これは、世界に対し、自由で独立したベトナムの声である国営放送局の存在を告げるものでした。

VOVの初代編集長であったチャン・ラム氏は次のように明らかにしました。
(テープ) 
「『こちらはベトナムの声です』という言葉を強調したいです。というのは、ベトナムは長年にわたり植民地支配者によって口を封じられ、自国の声を持てなかった時代を思うと、今こそ胸を張る時が来ました。植民地支配者がわが国の代わりに発言していたからです。だからこそ、『こちらはベトナムの声です』と明確に、そして冒頭で力強く宣言するのでした」

その日から、「ファシストを殲滅せよ」の曲はベトナム国民にとってお馴染みの曲となっています。この曲は、建国記念日とベトナムの声放送局開局80周年という特別な瞬間を思い起こさせます。

1945年誕生:「こちらはベトナムの声です」 VOV開局の経緯 - ảnh 2ギア委員長

中央宣伝教育・大衆工作委員会のグエン・チョン・ギア委員長は、次のように述べました。

(テープ)
「VOVの指導者から記者、編集者に至るまでの強い決意を高く評価します。VOVは全国の国民、対外宣伝・広報活動のためだけでなく、山岳地帯、国境地域、離島在住の国民にもより速く、より身近に、より効果的に、より豊かな情報が届くよう努めています」

VOVは、ホーチミン主席によって開局された最初の報道機関であることを誇りに思っています。VOVは独立を勝ち取った日から現在に至るまで、そして豊かで文明的かつ繁栄した新たな時代に至るまで、国の発展の歴史に深く関わってきました。

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