(VOVWORLD) -ベトナム全国における二層制行政は2025年7月1日から本格的に運用されました。
各地方における行政手続きへのテクノロジーの応用は、業務効率の向上に貢献しています。これにより、手続きを迅速かつ便利に完了できるようになり、透明性、効率性、現代性を備えた行政基盤の構築に寄与しています。
南部カントー市ロンフー村行政サービスセンターでは、活気に満ちた業務が展開されています。住民は、職員から丁寧な案内やサポートを受け、整理券の発券、情報入力などを円滑に進め、手続きを早々に完了させ、満足して帰路についています。住民の一人であるチャン・バン・バオさんは、次のように明らかにしました。
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「僕は、書類の確認を求める為、ここに来ました。職員の方々はとても熱心に、新しい書類作成の指導や手助けをしてくださるので、長く待つ必要がありませんでした」
一方、中部高原地帯テイグエン地方ダクラク省ホアフー村行政センターでも、この数時間、多くの住民が行政手続きのため訪れています。グエン・テー・ラムさんは、オンラインによる書類提出を完了したばかりです。
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「以前、書類の手続きのためにあちこち移動しなければなりませんでしたが、今では日々の業務にデジタル変革が具現化されていると言っても過言ではありません。書類手続きへのデジタル適用により、非常に迅速かつ効率的に処分できるようになりました」
多くの人は、行政機関に来なくても、自宅でもオンライン行政手続きを完了させました。カントー市トイアンホイ村在住のグエン・フエン・チャンさんは、ロンフー村行政サービスセンターで手続きの結果を受け取った際、次のように語りました。
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「今日は、土地使用権の抵当権設定登記の結果を受け取りに来ました。以前は、この行政サービスを申請するに際して、手作業で書類を提出しなければならず、時間がかかりました。しかし今はオンラインで登録できるようになり、書類の公証が終わればスキャンしてシステムにアップロードするだけで、ここに来て結果を受け取るだけで済みます」
現在、出生証明書の発行、社会保険料の支払い、納税、事業許可の申請などに関わる行政手続きをオンラインで完結できる仕組みが整備されるようになっています。
行政手続のオンライン化を進めることで、地方行政の行政手続効率化と国民の利便性向上を図っています。カントー市トゥアンホア村党委員会のチュオン・クオック・ディエン委員長は次のように語っています。
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「住民がネットワーク環境を通じてまだアクセスできていない手続きや、十分に理解していない手続きについては、行政サービスセンターの職員を配置し、住民に寄り添い、丁寧な指導と支援を行います。特に、住民がフォームに記入したり、書類をデジタル化したり、国家公共サービスに入力する方法などを指導します。」
新規行政機構の運営は、初期の困難を避けられませんが、全国の行政サービス機関の職員は、ほぼ休日返上で、データの同期化のために倍の業務をこなし、システムが円滑に稼働し、住民の要求に応えられるよう努力しています。ダクラク省ホアフー村行政センターの職員であるグエン・ダン・フイさんは次のように語っています。
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「新規行政サービスセンターで働く職員は、様々な役所から集まってきたため、システムの更新や習熟、試運転は概ね安定していますが、行政手続きシステムに関連するデータはまだ新しく、更新や処分に苦労することもあります。しかし、皆で懸命に克服しようと努力しています」
公共行政分野におけるデジタル変革は、必然的な傾向であり、国民に奉仕する現代的なデジタル政府を構築するための基盤となっています。各地方行政機関の努力と決意は、書類のデジタル化とネットワーク空間での行政手続き処分を段階的に広め、住民の業務を効果的に解決し、国家管理モデルから創造的な国家モデルへと転換を図っています。