(VOVWORLD) -プンチャック・シラットとは、インドネシアをルーツに東南アジアで盛んに発展した長い歴史を誇る武術です。自分の心身を磨き、素手・素足を基本に、道具を使うこともあります。プンチャック・シラットがベトナムに伝来してから、国際競技大会でベトナムスポーツの主要な競技種目の一つとなっています。
ギアさん |
先ごろ、シンガポールで行われた世界プンチャック・シラット選手権大会で、ベトナム代表のクアン・ティ・トウ・ギア女子選手は、金メダルを獲得しました。ギアさんのこの成績で、ベトナムのプンチャック・シラットチームは、大会に参加した60カ国の中で2位に立ちました。
プンチャック・シラットとは、インドネシアをルーツに東南アジアで盛んに発展した長い歴史を誇る武術です。自分の心身を磨き、素手・素足を基本に、道具を使うこともあります。プンチャック・シラットがベトナムに伝来してから、国際競技大会でベトナムスポーツの主要な競技種目の一つとなっています。
プンチャック・シラットの女子選手のギアさんは、北部ソンラ省イエンチヤウ県に住む少数民族タイ族の女性です。この武術選手になる経緯について、ギアさんは次のように明らかにしました。
(テープ)
「当時はプンチャック・シラットが武術であるとは全く知りませんでした。ソンラ省体育スポーツ訓練競技センターから採用された時に、陸上競技の選手になると思いました。でも、そうでなくプンチャック・シラットの選手に選ばれました。この武術を本格的に出会い、練習を始めたのは2013年からでした。世界プンチャック・シラット選手権大会でメダルを獲得するという決意を固めて、毎日毎日一生懸命練習しました。」
ギアさんが獲得した各種メダル |
中学3年生になった2013年に、ギアさんは、ソンラ省体育スポーツ訓練競技センターから同省のプンチャック・シラットチームに選ばれました。それから、彼女は、国内だけでなくアジア地域や世界のプンチャック・シラット競技大会に何度も参加し、14個の各種メダルを獲得してきました。特に、2018年だけでも、金メダル4個を獲得しました。
ギアさんについて、ソンラ省体育スポーツ訓練競技センター・プンチャック・シラット種目担当者は次のように語っています。
(テープ)
「武術の練習過程において、彼女は、いつも高い成績を目指して懸命に練習しています。彼女は、国内の国家ヤング選手競技大会、国家選手権大会から東南アジア、アジア地域、そして、世界の選手権大会に至るまで、常に最高の成績を獲得したいという決意を持っています。自分の努力と強い意志により、ギアさんは様々な成績を収めました。」
現在、ギアさんは、ハノイ市国家スポーツ訓練センターで、毎日、訓練をすると同時に、バクニン体育スポーツ大学・体育スポーツ管理科学部に在学しています。今後の計画について、ギアさんは次のように語っています。
(テープ)
「私は、将来、優れた選手に、ひいては優れたコーチになりたいです。数多くの人々にプンチャック・シラット種目を広めたいのです。」
これまでの優れた成績を収めてきたギアさんは、体育スポーツ総局から表彰状を授与されました。今後も、この女子プンチャック・シラット選手が更に多くの成績を収めることを期待しましょう。