製造者は元々農民のブ・ヒュウ・レさん

(VOVWORLD) -レさんは、農機具や農業機械の研究、製造に夢中になった人であると現地の農民に知られています。
製造者は元々農民のブ・ヒュウ・レさん - ảnh 1レさん(danviet.vn撮影)

北部イエンバイ(Yen Bai)省イエンバイ市にあるホンハー機械製造・組立有限会社の社長であるブ・ヒュウ・レさんは、生産労働において優れた業績を収め、国の発展事業に大きく貢献してきたことで、昨年に開催された「ベトナム栄光」というイベントで顕彰されました。レさんは、農機具や農業機械の研究、製造に夢中になった人であると現地の農民に知られています。

彼は1990年に定年退職しましたが、機械製造工場を所有しようと思いました。当初は中古の農用具を買って、復元、改修して、また、販売していました。そして、それらの製品を販売したお金を元手に、機械製造工場を建てました。2008年に、農業機械の研究・製造を仕掛ける「ホンハー機械製造・組立有限会社」を設立したのです。その3年後、小型の製茶機械を製造し始めました。この機械は、お茶の生産量と品質が輸入機械と同じですが、販売価格はとても安かったので、農民たちに愛用されています。それ以来、レさんの会社は、お茶の乾燥機、シナモンエッセンシャルオイル蒸留装置、春雨製造機など数十種類の農産物加工機械を製造してきました。

レさんの話を聞いてみましょう。

(テープ)

「私は元々農民なので、農民の大変さについてよく理解しています。そのきっかけで、手作業を機械化させることにしました。当初、農民たちは、手作業に馴染んでいたため、機械操作するためには時間がかかりました。農機具を操作できるようになってから、皆は、機械を利用する方が好きになりましたよ。」

製造者は元々農民のブ・ヒュウ・レさん - ảnh 2

レさんの農機具が愛用される理由は、価格が安くて、丈夫で、使いやすい、修理しやすいという特徴だけではなく、経済的に困難な状況にある人々に対して無利子で後払いの方法で販売されるということです。

イエンバイ省に住む消費者は次のように語りました。

(テープ)

「以前、我が家は、米粉麺を手作りしていました。毎日、およそ50キログラムの米を使っていました。しかし、現在、レさんたちが造った米粉麺製造機を使用してから、生産量を増すことができたため、消費市場を拡大するようになっています。そのお陰で、我が家の生活は以前より楽になっていますよ。」

現在、レさんが製造した機械は、省内だけでなく、多くの地方にも出荷されています。80歳を超えても、レさんは、毎日、社員と共に、農機具や農業機械の研究、製造に夢中になっています。

レさんについて社員の一人は次のように明らかにしました。

(テープ)

「レさんは勤勉さと創意工夫の面で私たちの手本的な存在です。彼は、歳をとったけれども、毎日のように勤勉に働いているからです。」

レさんは、さらなる多くの新しい機械を製造する為に、絶え間なく創意工夫を凝らしているようです。労働生産活動に多大な貢献をしてきたレさんは、複数の表彰状、なかでも三等労働勲章を授与されました。レさんは、農民たちが、生産性を高め、人力による作業を低減し、収入を向上させるために、引き続き貢献してゆくと明らかにしました。

ご感想

他の情報