6日、スイス・ジュネーブで、「ベトナム東部海域（いわゆる南シナ海）での紛争、常設仲裁裁判所の判決のその履行」をテーマにしたシンポジウムが行われました。
(写真：AP）
組織委員会によりますと、シンポジウムで、アメリカや、イギリス、ベルギー、スイス、イタリア、オーストラリアの各大学や、研究所の専門家、研究者、法律家合わせて9人が研究テーマを発表し、その主な内容は海上紛争情勢や、常設仲裁裁判所の判決とその履行、紛争の平和的解決策などということです。
また、多くの国の政府機関と非政府組織が集まり多国間の外交・政治活動の中心地として知られているジュネーブでこのシンポジウムを行うことを通じて、組織委員会はベトナム東部海域に関する世界の報道界や、政界、世論の注目を集めたい意向があります。というのは、この海域は欧州から遠く離れているものの、政治や、軍事面で深刻な問題が発生しやすいからであるとしています。