クアンチ省の地雷と不発弾処理の現状とこれから


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「戦争の後遺症を克服するコーディネートセンター」はベトナム中部・クアンチ省がNPA=ノルウェー・ピープルズ・エイドと連携して、2015年1月から本格的に実施されてきました。このプロジェクトは、戦争中の地雷と不発弾の後処理作業におけるコーディネート規制を作り出し、クアンチ省での経済社会発展に寄与しています。

1975年、南部が完全に解放された直後、ベトナム政府とクアンチ省は、戦後の地雷と不発弾の除去を実施しました。しかし、全省では、地雷と不発弾の分布面積が未だ大きな比重を占めています。20年前に、ベトナム政府はクアンチ省に地雷と不発弾の除去作業への外国非政府組織の参加を受け入れを許可しました。

15年あまりにわたって実施されてきたノルウェーの地雷・不発弾除去プロジェクトRENEWは、地道なプロジェクトの一つとなっています。プロジェクトのゴ・スアン・ヒエンさんは次のように明らかにしています。

(テープ)

「戦争の後遺症を克服するコーディネートセンターは全ての非政府組織の報告をまとめ、各組織との連携を図ります。現在、私たちは、それぞれの組織の専門や強みに従って、地雷・不発弾の除去作業を進めています。例えば、RENEWプロジェクトの強みはリサーチ能力なので、調査を行ないます。また、イギリスのMAG 地雷除去団体は現場での地雷・不発弾の処理が専門なので、RENEWの調査結果に従って、地雷・不発弾の処理を行う事になります。」

現在、クアンチ省における地雷・不発弾除去には、ノルウェーのRENEW以外にも、イギリスのMAG、NPAノルウェージャン・ピープルズ・エイド、アメリカのグリーンピースなどの各国の非政府組織が参加しています。現地政府当局の努力とこれらの非政府組織の協力を加え、クアンチ省における地雷・不発弾除去作業は複数の著しい結果をもたらしました。今年7月現在、およそ9500ヘクタールにおいて地雷・不発弾除去作業が行なわれ、39万5千個あまりの各種の地雷・不発弾を発見しました。しかし、今なお、クアンチ省は地雷と不発弾汚染地域が多く残っています。

現地の経済発展に向けて、地雷と不発弾の処理活動が加速される必要があると訴えています。クアンチ省外務局のグェン・ドク・クアン副局長は次のように語っています。

(テープ)

「戦争の後遺症を克服するコーディネートセンターは、クアンチ省での戦争による後遺症の克服に関する諸活動のコーディネートを担当します。また、全ての非政府組織は、地雷・不発弾除去の計画を立案し、データーセンターの設立や関連情報の交換における現地の行政当局を補助します。」

かつて、それぞれの組織はホットラインを開設していましたが、現在では、唯一戦争の後遺症を克服するコーディネートセンターが負担するホットラインがあります。ですから、地雷・不発弾に関する情報は適宜かつ迅速に処理できるようになっています。

クアンチ省地雷・不発弾処理センターはまだ開設したばかりですが、著しい成果を収めてきました。同省では年初以来、、地雷や爆発物による被害者を一人も出していません。また、地雷や不発弾に関する情報は適宜に通知され、安全的に処理されました。今後も、クアンチ省にある全ての地域で、地雷・不発弾除去作業が行なわれる予定です。

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