ソクチャン省における海岸防災林の開発

(VOVWORLD) -気候変動の影響を最小限に抑えるために、海岸の堤防を補強する傍ら、海岸防災林の開発を注視してきました。
ソクチャン省における海岸防災林の開発 - ảnh 1

南部ソクチャン(Soc Trang)省における多くの海岸堤防や海岸線は気候変動の影響により、甚大な被害を受け、海沿い住民の生活と生計を妨げています。

ビンチャウ(Vinh Chau)町ビンハイ(Vinh Hai)村アウトB(Au Tho B)村落の海岸を訪れると、沿岸部の数百ヘクタールに広がるマングローブ林に驚かされるでしょう。この海岸林ははGIZ=ドイツ国際協力公社の支援によって実施される森林共同管理モデルに基づくものです。森林共同管理のスタッフは、森林の財源を管理する一方、薪をとったり林冠下に生息する水産物を捕ることもできます。こうした方法は、アウトB村落のマングローブ林は海岸の豊富な資源を維持するだけでなく、マングローブ林の拡大に貢献しています。

ソクチャン省における海岸防災林の開発 - ảnh 2

森林共同管理グループの担当者タック・ソアルさんは次のように明らかにしました。

(テープ)

「私たちは、マングローブ林の開発のために、植林プロジェクトを実施しました。その他、植えられた樹木が成長して、自然に増えることもあります。こうしてマングローブは現在まで、が密生するようになりました。地元の地理に慣れない人が森林の奥に入ると、出口がわからなくなることもありますよ。」

70kmに及ぶ海岸線を有するソクチャン省は、海岸侵食による深刻な被害を受ける地方の一つであるとされました。そこで、現地の行政当局は、常に植林に配慮してきました。

ビンハイ村人民委員会のグエン・タン・トアン副委員長は次のように語りました。

(テープ)

「海岸の堤防にマングローブ林を造成してから、堤防が崩れる状態や、海の流水が直接堤防を侵食するケースも発生しなくなりましたよ。」

ソクチャン省は、2011年以来、、1500ヘクタールの海岸防災林を新たに植林しました。これにより、同省における海岸林の面積は8000ヘクタールに上っています。

ソクチャン省森林管理支局のチャン・チョン・キエム支局長は次のように語っています。

(テープ)

「現在、気候変動に効果的で持続的に対応できるマングローブ林の植林ほどの方策はないと思います。この数年間、ソクチャン省の植林事業は、農業農村開発省から高く評価されてきました。気候変動対応について、同省のマングローブ林開発面積は、全国に先駆けていますよ。」

ビンハイ村における沿岸林の共同管理モデルは、他の沿岸地方にも拡大されました。海岸に広く植えられる塩生植物は密生し、海岸の堤防の確実な保護に役立っています。

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