ダクラク省の子供保養基金

(VOVWORLD) -この数年間、中部高原地帯テイグエン地方ダクラク省の子供保養基金は慈善心と恵まれない子どもを結び付けてきました。これらを通して、子どもたちは、苦境を乗り越え、より明るい将来に向かっています。
ダクラク省の子供保養基金 - ảnh 1

ククイン県エアフ村に住む10歳のタムさんは、長年待ち望んでいた立派な新しい家に初めて住めるようになったことをとても喜びました。お父さんが亡くなってから、お母さんが全ての家事を負担しています。しばらくして、お母さんはガンであることを発見しました。タムさん一家の元々困難な生活はさらに貧困になってしまったのです。全ての生活や治療費用は、現地行政当局による貧困者への支援金や支援者などに頼っています。ダクラク省子供養護基金と支援者から受けとった補助金で新しい家ができることになり、タムさんの家族全員は大変喜んでいます。

(テープ)

「ダクラク省子供養護基金の支援を受けて、新しい住宅に住めるようになり、私たちはとても嬉しいです。これから、私は安心して、勉強に取り組んでゆきます。」

一方、エアカーリ県エアクムット村に住む少数民族エデ族のホ・ヌル・ニエちゃんは、4人兄弟の末っ子です。家族の生活は大変だったので、お兄さんたちは学校を途中で止め、雇われ働いていますが、ホ・ヌル・ニエちゃんだけ引き続き学校を通っています。さらに、お父さんが亡なり、お母さんがいつも病気がちなので、お兄さんたちはが全ての労働を担っています。しかし、ホ・ヌル・ニエちゃんは色々な困難を乗り越えて、勉強においていつも優れた成績を収めています。先ごろ、ダクラク省子供養護基金はホ・ヌル・ニエちゃんに100万ドン、約5千円の奨学金を支給しました。

ホ・ヌル・ニエちゃんは次のように語っています。

(テープ)

「今学期は、奨学金をもらえて、とても喜んでいます。私は、これからも、勉強にさらに努力してゆきます。」

他方、クロンパック県のレディンチン中学校2年生のホー・ミ・スさんは、先日にも、ダクラク省子供養護基金から自転車を贈呈されました。家から学校まで、約2キロ離れていますが、数年間にわたって、学校へ歩いてきました。授業時間の間に合うために、雨の時にも、晴れの時にも、いつも1~2時間前に家を出かけなければなりませんでした。ホー・ミ・スさんはその困難な状態を乗り越えて、優秀な学績を収めました。

ホー・ミ・スさんの話です。

(テープ)

「自転車をもらって、とても喜んでいます。これは、私にとって有意義な贈り物ですから。これからは、家から学校に至るまでの道は短くなりますね。」

ところで、2018年初頭以来、ダクラク省子供養護基金は、貧困状態に陥ったものの、立派な成績を収めた生徒457人に奨学金を、100人分の自転車を贈呈したほか、身寄りのない子どもにチャリティハウス建設を補助してきました。同基金の担当者ラム・デン・ニエン氏は次のように明らかにしました。

(テープ)

「今後も、子供養護基金は、僻地における幼稚園の建設、恵まれない子どもや孤児などを対象に奨学金の支給、チャリティハウスの建設、先天性心臓病の手術などを補助するよう省内外の社会組織や、非政府組織に呼びかける計画です。」

ダクラク省子供養護基金から与えられた奨学金や、贈り物は恵まれない生徒にとって物心両面の頼りになっています。

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