外国の外交官が語るベトナム


ベトナムに赴任する多くの外国人外交官は、まるでベトナムを第二の故郷のように見なしており、もっと長くベトナムに勤めていたいという気持ちを表わしています。彼らは、自国とベトナムを結ぶ架け橋としての役割を果たすだけでなく、ベトナムの発展事業に多大な貢献をしてきました。在ベトナムアメリカ大使館のテッド・オシウス大使は次のように語りました。

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「ハローベトナム!私はテッド・オシウスです。オバマ大統領が私に在ベトナムアメリカ大使として任命したことは、私の夢を現実にしました。私は1996年、ベトナムとアメリカ関係の土台作りに向けてアメリカの初代ベトナム大使を助ける為、ベトナムにやって来ました。強固で繁栄、独立したベトナムはアメリカの欠かせない同行者となっています。」

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在ベトナムアメリカ大使館のテッド・オシウス大使

このように語ったテッド・オシウス大使は「1997~2001年までの期間に、在ホーチミン市アメリカ総領事と在ハノイアメリカ大使館の政治担当官を勤めたことや、二国国交正常化直後にベトナムを訪問するアメリカの初高官代表団に参加したことからベトナムの国土について深く理解するようになり、この国が好きになった」と明らかにしました。さらに、ベトナムがアメリカ側にベトナムへの武器禁輸解除を求めた時、テッド・オシウスはこの要求を支持するよう呼びかけました。ベトナム在任中の任務について、テッド・オシウス大使は次のように語りました。

(テープ)

「アメリカはベトナムで第一の投資家になることを望んでいます。その一方で、安全保障、航行の安全分野における二国間協力を推進したいのです。さらに、ベトナムにおけるフルブライト大学の開設を目指して、教育分野の協力を強化したいのです。」

他方、在ベトナムフランス大使館のジーン・ノエル・ポワリエ大使はベトナムの文化に詳しく、ベトナム語が好きな人です。

(テープ)

「ベトナムについて言うなら、私は幼い時からこの国との付き合いがありました。私のお婆さんはベトナム中部ダナン市で生まれたのです。お爺さんは航行部門で活躍していた為よく当時のサイゴンへ行ったり来たりしていました。だから、幼い頃から、お爺さんからもらった多くのベトナムのお土産をきっかけにして、この遠い国について興味を持つようになりました。」


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在ベトナムフランス大使館のジーン・ノエル・ポワリエ大使

それ以来、ジーン大使はベトナム語を勉強することにしました。その後、彼は、フランス外務省のアジア局に勤めるようになりました。1989年に彼は、初のベトナム出張の際に、ボ・グェン・ザップ将軍やグェン・コ・タック元外相と話し合いました。これは、ジーン大使にとって忘れがたい印象となっています。

この2年間、ジーン大使は、両国の協力活動に尽力してきました。例えば、ハノイ市内のロンビエン橋改修プロジェクト、フランスとベトナムのサッカー試合の開催、ベトナム東部海域問題に関するフランスの資料の提供などです。

ジーン大使はベトナムの旧正月テトを楽しむのは今回が初めてではありませんが、テトになると、気持ちが高ぶるようになると明らかにしました。

(テープ)

「私はテトを何度も体験したことがあります。テトの間に、ベトナム人の人々は家族団欒という同じ習慣があります。元旦の朝に、外出する人は余りいないので、街の中はとても静かです。私はこの雰囲気が好きです。これは、ベトナムの独特な文化です」

ベトナムの歴史、文化の尊重はベトナム駐在外国外交官の「郷に入れば郷に従え」の一つです。彼は、ベトナムとの友好関係の発展に寄与しています。

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