若者の興味、古書収集

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今日の時代にも、ベトナムにおける古い本や古い新聞の収集を興味としている多くの若者がいます。

16年間にわたって、北部バクニン省の環境会社に勤めるエンジニアのチン・フン・クオンさんは全国各地を回って貴重な本を買い求めてきました。現在、彼は本、新聞、雑誌など合計でおよそ8千点を所有しています。その中でも、1877年に出版された辞典、ベトナムで最初の国語新聞『ザディン』紙などもありあす。

クオンさんは次のように語りました。

(テープ)

「僕は幼い頃に読書が好きになりました。歴史、文化について研究したいのです。ですから、各地に本を買いに行きました。友達からは私がちょっと変った人だと言われるんですが、民族の記憶って保存したいですからね。」

一方、ハノイ市ロンビエン郡に住む弁護士タ・トゥ・フォンさんにとって、古い書籍や古い新聞の収集は読書の趣味に応えるだけでなく、価値のある本を保存することです。現在、およそ9千点の本や新聞などを所持するフォンさんの家は、学生、研究者が馴染む目的地の一つとなっています。フォンさんは、古い本と古い新聞の展示会に何度も参加しました。

フォンさんは次のように明らかにしました。                 

(テープ)

「私たちが収集した本が研究者や学生の役に立てれば嬉しく思います。今日の新聞だけを見た若者が昔からの新聞を手にすると、これらの新聞の美しい設計に感動しました。若者らがこうした資料と接触できたら、読書が好きになるとお思います。」

古い本と古い新聞の収集には色々な工夫があるようです。貴重な本書を所有する為に、その本の模索、保管方法の他、その作家、作品、出版社などについて詳しく知った上で、その本の価値が評価できます。

先ほどのフォンさんは次のように明らかにしました。              

(テープ)

「古い本の収集家にとって、距離と時間は障害ではありません。ただ、彼らはどこかには貴重な本があるとか、どこかでは貴重な書籍が販売されるなどという情報を受けると、夜中でさえも、直ちにそこへ向かいます。というのは、ちょっと遅れをとると、その貴重な本が彼らの手に入らなくなるからです。」

文化・歴史研究者のブ・テ・ロンさんは、古書の収集は『懐旧』の興味であると評価し、次のように語りました。

(テープ)

「古本と古い新聞の収集は文化的活動の一つです。ある若者が、すごく貴重な書籍と新聞を所有したことに嬉しく思います。印刷されたものはいずれも価値がありますので、私たちはそれを保存しなければなりません。大昔の新聞は数多くの貴重な情報を持っていますので、現在はその新聞は文化の古物であり、当時の文化を示す証でもあります。」

古い本書と古い新聞の収集は民族の伝統的な文化の保存とその価値の発揮に寄与する事でしょう。

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