ベトナム人なら誰もが一度は南部最南端のカマウ( Ca Mau) 省ゴクヒェン( Ngoc Hien) 県のカマウ岬( Mui Ca Mau) を訪れてみたいと思っています。カマウ岬は砂浜や波しぶきを防ぐ防ちょう林などの緑の衣装に包まれています。カマウ岬は17世紀末と18世紀の初頭に形成され、ベト族、ホア族、クメール族の三民族が共存している地です。
現場の音
カマウ市からモータ付の船に乗って、3時間ぐらいかけて、カマウ岬に着きます。そのでの住民の生活は他と比べて、賑やかなので観光客を魅了しています。ハノイ市からの観光客の一人フォンザンさん(Huong Giang)は次のような感想を述べています。
「テープ」
「旅行社を通さないで、自分で情報を探しながら、飛行機にのって、カマウ岬を訪れました。地元の住民たちは、とても親切なので私たちの心をとらえました。カマウ岬で私たちはバイクを借りて旅をします」
ザンさんの話でした。
カマウ岬には、ベトナムの領有権を記した標識があります。この標識を手にしたラムドン省の観光客ファン・アン・トァンさんは次のように語りました。
「テープ」
「カマウ岬を訪れるのは今回が初めてです。私が住んでいる所からここまで800キロですがママウ岬に来た後、そんな遠い道のりだという気がしませんでした。標識を目にした後、精神的な安らぎを感じました」
トァンさんはこのように語りました。
カマウ岬にはカマウ国立公園があります。この国立公園はカマウ市の西南からおよそ100キロ離れたナムカン県に位置し、泥土森林生態系保護地区、浸水森林生態系回復・利用地区, 行政サービス地区という三つの地区 からなっています。公園内部の道路や水路の整備、森林火災防止設備の設置なども行われました。カマウ国立公園はWWF世界自然保護基金により世界でも豊かな生物多様性地区の一つとして評価されています。この国立公園にはベトナ ムのレッドブックに掲載されている貴重な動植物の種類が沢山あるそうです。これについて、カマウ国立公園管理委員会のグェン・チ・ラム( Nguyen Chi Lam) さんは次のように話 しています。
(テープ)
「この国立公園は多様な植物とテナガザルや蛇、鳥類など沢山の動物たちの棲家となっています。特に雨季には鳥類が沢山集まってきます。公園の総面積は41000ヘクタールですが、そのうち、森林面積は8000ヘクタールです。」
ラムさんの話でした。
カマウ国立公園にはヒョウやクマ、サル、ムササビ、キジなどの動物たちが生息しています。特に、樹齢2~3百年にもなる樹木が林立しています。カマウ国立公園は沿岸にありますので、亀や蛇、カニ、貝、タニシ、魚なども生息しています。ダットムイ村人民委員会のリ・ホァン・テイェン委員長は次のように語りました
「テープ」
「カマウ国立公園は世界生態系保護地区として認定されましたので、科学者の研究の場になるだけでなく、魅力的な観光スポットとなっています。この国立公園の発展に適切に投資すれば、観光サービスは発展し、現地住民の生活改善に寄与すると思います」
テイェン委員長はこのように語りました。
カマウ岬を訪れると、地方の特産品を味わえるだけでなく、伝統的歌唱の芸術カイルォンを鑑賞することができます。
現場の肉声。