ベトナムの繊維製品輸出部門は2011年に著しい成果を収めました。今年も、多くの困難に直面することが予測されているにもかかわらず、同部門は引き続き発展すると予測されています。
ここ数年、紡績縫製部門は輸出額が最も高い5つの部門の1つとして地位を保っています。統計によりますと、2010年には輸出額が112億ドルに、2011年には138億ドルに達しました。こうした中、同部門は「今年通年の繊維製品輸出額を150億ドルとする」目標を設定しています。
繊維製品分野に携わる国内企業の70%が1月末の時点で第1四半期末までの注文を受けたことや信頼に足る貿易相手の数が増えていることなどから、この目標は達成可能だとしています。第10号繊維製品企業グエン・ティ・タィン・フエン(NguyenThiThanhHuyen)社長は次のように明らかにしています
(テープ)
「いくつかのの企業は小さな企業開発を行わざるを得ない状態ですが、我が社は日本やアメリカ、ヨーロッパなど伝統的な市場での成長を維持しています。これを通じて、我が社の競争力も向上します」
フェン社長はこのように語りました。
統計によりますと、同産業部門の貿易黒字額は前年比で15億ドル増の65億ドルに達しました。これは著しい成果と評価されています。これに関し、ベトナム紡績縫製グループのレー・ティエン・チュオン(Le Tien Truong)副社長は次のような見解を示しています
(テープ)
「繊維製品部門の貿易黒字額が2010年の46億ドルから65億ドルに増加したことは同部門の製品の付加価値、原材料の国内調達状況の改善などを示しています。今後も、輸出価格は変動しますが、この黒字額を保つことができれば、国の経済への大きな貢献となると思います」
チュオン副社長はこのように語りました。
ベトナム紡績縫製協会は今年の目標達成に向け、原材料の国内調達を強化し、中国や韓国、アンゴラ、ニュージーランド、インド、ロシアなど新市場の開拓に力を入れるほか、原材料の現地調達率の増加や、製品の付加価値作りなどを促進する方針だということです。これらの措置が効果をあげるならば、同部門の持続的な発展に寄与すると期待されています。