東北部クアンニン省は行政改革に成功した地方として知られ、各省・市競争力指数ランキングで連続トップを維持し、SIPAS＝行政機関のサービスに対する国民の満足度指数やPAPI＝統治・行政・管理効果指数、ICT＝情報通信技術の応用でも上位に立っています。

クアンニン省は、投資誘致を促進するため、早くから開発計画の立案に着手していました。2014年9月に同省は７つの重要なプランを公表し、開発目標の遂行のための基礎をつくりました。クアンニン省人民委員会のブイ・バン・カン副委員長は投資プロジェクトを長期的に、科学的かつ適切に実施するためには戦略的なプランが必要との見解を示し、次のように語りました。

（テープ） 

「2011年、我が省は７つの重要なプランを立案するため、外国人コンサルタントを傭上しました。すでにこれらの7つのプランは実施され成功を収めています。建設計画、土地区画整理、各セクターの開発プランはすべて完了しています。開発プランがなければ国内外からの投資プロジェクトは実施が困難です」

現在、中部各省で2151件の投資プロジェクトが行われており、投資総額は607億ドルを超えています。その中で、タインホア省はおよそ146億ドルにのぼる154件を誘致し、中部への投資総額の24%を占めトップに立っています。同省は首都ハノイ、港湾都市ハイフォン、東北部クアンニン省、と開発の四角地帯を形成する方針を打ち出しました。長年にわたり、タインホア省はインフラ整備や人民と企業に奉仕する政権の構築に力を尽くしています。タインホア省人民委員会のグエン・バン・ティ副委員長は次のように語りました。

（テープ） V6 KTVN 18-24/04 ONG THI

「我が省は地元に進出している投資家の生命、財産の安全を確保する責任があります。また、投資家を満足させるため、『事業家の成功は地元の成功そのものである』という方針を徹底し、バランスの取れた利益、リスクを共有する精神で投資家を優遇しています」

現在、国内各地では経済回復に地元のあらゆる資源を活用しています。また、持続可能な開発を保証し、環境の犠牲の上の経済成長を優先させないという原則を堅持しています。中部ゲアン省人民委員会のレ・ゴック・ホア副委員長はこの目標達成のため、具体的な戦略を作成し、住民の生活とコミュニティに負の影響を与えないという立場を堅持し、2018年に投資誘致政策を変更したと明らかにし、次のように語りました。

（テープ）

「2021年、ゲアン省人民評議会は決議5号を発布し、投資誘致政策とインフラ整備を決定しました。来年、タインホア省とゲアン省を貫く南北縦断高速道路が完成する見込みです。これは我が省の社会経済開発の推進力となるでしょう。これに備え、私たちは工業団地などのインフラ整備を推進し、投資家に有利な条件を提供していきます」

国内各地は投資誘致を重要な任務と見なし、地元のリソースを海外からの投資誘致に最大限活用することで、迅速かつ持続可能な開発を目指します。クアンニン省、タインホア省、ゲアン省は科学的で適切な投資誘致戦略を実施し目覚ましい成果を収めています。