旧正月テトを迎えるホーチミン市のチャム族コミュニティ

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旧正月テトを迎えるホーチミン市のチャム族コミュニティ

 南部ホーチミン市に住んでいるチャム族のコミュニティは2011年、経済社会分野において様々な成果を収めるとともに、豊かなホーチミン市づくりに向けて民族の大団結をさらに強化してきました。チャム族のほとんどはイスラム教徒であり、イスラム教の正月を迎えます。しかしベトナム人と楽しみを分かち合うため、テトを迎えることになります。そのためテトにあたり、ホーチミン市は市内に住む貧しいチャム族の人々に贈り物をしました。これはベトナム民族の「隣人(りんじん)を愛す」という美しい伝統を示すものです。チャム族の人々が大勢住む第17区のブ・チュン・ナム党委員会委員長は次のように語っています。

 「この数年、わが地区に住んでいるチャム族の人々の生活は日々改善されています。私たちはチャム族の学生・生徒に奨学金を発給するとともに経済を発展させるため融資制度をとっています。こうしたことが地方で社会活動に参加するチャム族の人々を励ましていると思います。」

 ナム委員長はこのように語りました

旧正月テトを迎えるホーチミン市のチャム族コミュニティ - ảnh 2

 今年75歳になったサマエルさんは最近、ホーチミン市祖国戦線からチャリティハウスを贈られました。サマエルさんは「おかげでテトを楽しむことができた」と喜びの感想を次のように述べています

 「私は3千万ドン相当のチャリティハウスを贈ってもらったばかりです。ですから、今年のテトは楽しむことが出来ました」

 サマエルさんはこのように語りました。

 ホーチミン市はチャム族の小・中学生の学費を全額支給しています。そのおかげでチャム族の生徒たちは学校に通うことが出来ました。第8区のイスラム教協会のキム・ソ会長は現在、この地区には大学を卒業した学生は15人居ますが、そのうちの、3人が外国に留学していると明らかにし、次のように語りました

「2011年、第8区党委員会の行政は私たちのためにチャリティハウを建設するとともに、子供たちの学習に有利な条件を作り出しています。ですから子供たちの学習レベルは益々向上しています。それとともにチャム族の人々は、生活改善を目指して一生懸命に働いていますよ」

 キム・ソ会長はこのように語りました。

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 昨年の成果をもとに今年、チャム族の人々は貧困解消プログラムおよび社会活動に積極的に参加します。これについて、ホーチミン市のチャム族コミュニティのリ・ズ・ソ副代表は次のように語っています。

 「今年、ホーチミン市のイスラム教徒は、同市が提起した雇用創出や失業率の減少などの指標を確実に実行して頑張ります。それと同時に、ホーチミン祖国戦線による「居住区における文化的な生活作づくり」運動にも積極的に参加します」

 リ・ズ・ソ副代表はこのように語りました。

 こん後もチャム族の人々は、ホーチミン市の発展事業に寄与してゆくことでしょう。

 

 

 

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