クアンナム省は、中部の重点的経済地域において重要な役割を果たし、観光をはじめ経済発展のために、天然資源や、人材などの面で、大きなメリットに恵まれています。省内では、複数の経済区の建設が進めつつあり、その中で、東にある各県や、町は同省の経済発展事業の原動力を見られています。

クアンナム省の東部には、8の県と町があります。この地区の総面積は10万ヘクタールで、特に125キロの海岸線に恵まれています。これまで、この地区は20億ドル相当の110件の投資プロジェクトを誘致してきましたが、その中の70件が既に稼動しています。クアンナム省人民委員会のディン・バン・トゥ委員長は次のように明らかにしました。

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「地元の経済発展計画において、我々は工業とサービス業の発展に力を入れています。したがって、経済区づくりと経済構造転換を進めています。それぞれの地区の潜在力を発揮させますが、東部はサービス業のセンターとして建設されています。これらを通じて、チュライ経済区を含め近隣各地区の発展に有利な条件づくりを図っています。」

クアンナム省東部の8県と町への投資計画の中には、新都市建設や、自動車産業とそのすその産業、クリーン工業、ガス・電力、港湾開発に関する6つのプログラムがあります。これらのプログラムの実施において、チュライ経済区は省内の各経済区を結び付ける重要な役割を果たしています。この経済区に投資している自動車生産企業「チュオンハイ」社のチャン・バ・ズオン会長は次のように話しています。

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「我が社は2018年にASEAN市場に進出する計画がありますが、2014年から、生産量の増加のために取り組んできました。同時に、部品生産の発展と現地調達率の増加に力を入れています。ASEAN市場に自動車を輸出するため、部品の現地調達率を少なくとも40％にします。チュライ経済区を拠点として選びましたが、ここで多くの成果を収めてきました。我が社の成功の中には、クアンナム省行政府の支援もあります。」

2016年初めから、クアンナム省人民委員会は、さらに1500ヘクタールの敷地を作るために、省内の土地企画を整理し始めました。これにより、チュライ経済区と沿海の25の村を含め、各企業の発展空間は4万2000ヘクタールに達します。チュライ経済区管理委員会のチャン・スアン・ジェン委員長は次のように明らかにしました。

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「今後も、工業発展を進めていきます。正しい方向を定め、能力の高い投資家を選ぶために取り組みます。また、ロジスティクスや、輸送の開発にも力を入れていきます。ホイアン旧市街とタムキ市を結ぶクアダイ橋の開通は省内の大きな変貌をもたらしましたが、今年中に、タムキ市とチュライ航空を結ぶ道路の建設を完了します。そのほか、2000ヘクタールの敷地づくりも今年の重要な目標です。」

クアンナム省の沿海各地方は大きな潜在力があり、特に、中部港湾都市ダナンとクアンガイ省のズンクアット経済区の近くに位置することから、中部全域の連結にとって、重要な役割を果たしています。こうした中、同省はさらに沿海地方に投資を誘致するため、「投資家にに赤じゅうたんを敷く」という優遇政策をとっています。近い将来、クアンナム省東部にある各地方が省内だけではなく、中部の観光・サービスセンターになることが期待されています。