ベトナム若手実業家運動20周年記念式典 ( 写真: Nguyen Huong)
先頃、ベトナム若手実業家協会はベトナム若手実業家運動20周年と「金の星」賞創設10周年を記念する式典を開催しました。この賞は経済発展に大きく貢献した優秀な実業家に授与されるものです。
さて、1993年ベトナム若手実業家協会はハノイとホーチミン市の若手実業家クラブが合併して正式に発足しました。当時、会員は15人あまりでしたが、20年間にわたり、同協会は大きな発展を遂げ、会員はおよそ1万人にのぼり、63の省と市に支部があります。そして加盟企業は労働者250万人あまりに雇用を創出し、年平均売上高は250億ドルを超えています。また、4期にわたって、同協会は国の未来に対する若手実業家の役割、地位への認識向上に貢献してきました。設立当時、加盟した若手実業家は現在、著名な事業経営者へと成長し、その中に情報通信大手FPT社のチュオン・ザ・ビン社長、キエンロン・バンクのヴォ・クォク・タン会長、自動車株式会社のチャン・バ・ズオン、チュン・グエンコーヒーブランドのダン・レ・グエン・ブ会長などがいます。彼らは若者のパワーと創意工夫、知恵を生かして、起業に励んで、国内屈指の企業を設立し、国の経済社会発展に大きく貢献してきました。ベトナム若手実業家協会創立20周年記念式典で、ブ・バン・ニン副首相はドイモイ刷新事業と経済発展に対する若手実業家の貢献を高く評価し、次のように語りました。
(テープ)
「ベトナム若手実業家協会はホーチミン共産青年同盟中央委員会とベトナム青年連合会の活動を支え、若手実業家を集める組織であり続ける必要があります。ま た、同協会は活動を多様化し、実業家たちと足並みを揃え、困難と試練を乗り越え、経済、企業の発展に力を尽くし、国の発展に貢献しなければなりません。ベトナム若手実業家協会は若者のパワーを活用し、収めた成果を発揮して、更なる成功を手にするよう希望します」
金の星賞を授与された実業家
ベトナム若手実業家協会の発足から10年後の2003年に「金の星」という賞が創設されましたが、優秀な若手実業家と良い製品を対象に授与されています。
この10年間、同賞の応募製品はのべ5400となり、その中の のべ1700の製品が受賞しました。これを見て、「金の星」賞は威信のあるアワードであり、世界経済への参入が進められている背景の中でベトナムの企業と商標の地位向上に貢献し、ベトナム製品の誇りとなっていることがわかります。ベトナム若手実業家協会のマイ・ヒュ・ティン会長は次のように述べました。
(テープ)
「金の星賞を国内はもちろん、国際的知名度をアップさせるものにするという目標を掲げています。これを達成するためには授与規準などの研究、補足を続けたいと思います。」
この数年、国内市場には様々な困難が浮上しているにもかかわらず、多くの若手実業家は若者のパワーと創意工夫を生かして生産経営に励んできた結果、外貨収入や国際市場におけるベトナム製品の地位向上が図られてきました。ベトナム若手実業家協会と若手実業家運動は知恵と渇望に溢れた新しい世代の若手実業家づくりに貢献しつつあるとみられます。