6月に入りました。ご機嫌、いかがですか、皆さん、トゥーハです。

先週、愛知県、愛知郡のタキカズヒトさんからのお便りをいただきました。タキカズヒトさんはベトナム少数民族の楽器のメロディーを聴きたいとのコメントが添えてありました。

ではリクエストにお答えして、今日のこの時間はベトナム民族楽器の演奏をお届けします。

                                                                   一弦琴ダンバウ


一弦琴ダンバウはべトナムの独自の民族楽器です。弦が一本しかないのこの楽器の音色は低いながらも、甘い音色を持っています。そのため、この楽器はベトナムの民族楽団の中で、一番魅力的な楽器と言われてきます。ある詩人は「ダンバウの音色だと言えば、高い音は母親の声であり、低い音は父親の声である」と言いました。

そんな一弦琴、ダンバウの演奏で「国の調べ」（Cung dan dat nuoc）をどうぞ。

次にトルンという楽器がありますが、これは中部高原 地帯ティグェン地方に住む少数民族ザーライ族とバナ族の楽器です。この楽器は１２本から１６本の竹筒を並べたもので独特な音色を持っています。この楽器のメロディーは谷川がサラサラと流れる音や滝の音が鳴るような表現を得意としています。

それではトルンの演奏で「高原の音色の響き」（Am vang cao nguyen）をお送りします。

最後に竹笛の演奏による北部の民謡「春、鳥がさえずる」（Chim hot dau xuan）をどうぞ。

いかがでしたか、皆さん、今日はベトナム少数民族の民族楽器の演奏をお届けしました。それでは今日のリクエスト音楽はこれで終わります。また来週のこの時間をお楽しみに御機嫌よう。