7日午前、ハノイで開催中の国会会議で、新首相を選出する投票が行われました。グエン・スアン・フック副首相は90.28％の賛成票で新しい首相が誕生しました。

新首相の宣誓式で、フック氏は、祖国、人民、憲法に忠実であることを明らかにし、党・国家・国民に委託された任務を全うできるように常に自分を鍛えると強調しました。フック新首相は次のように語りました。
（テープ）

「これは、大きな誇りであり、党・国家・国民に委託された重い任務でもあります。「豊かな国民、強固な国、公平かつ民主主義的文明的な社会作り」という目標を実現させるために、できるだけ祖国と国民に奉仕します。私は国家の最高行政機関のトップとして政府の閣僚らと共に、国民に奉仕する精神に基づいて、団結して効果的に活動する政府づくりに取り組みます。また、各時代の政府が今まで収めた成果を生かして、国民の意見に耳を傾けたうえで、経済社会発展の目標の実現、ドイモイ刷新事業と国際社会への参入の促進、行政改革の加速、投資環境の改善、汚職防止対策の強化、国の主権と独立の保全に向けて全力を尽くします。」

新首相のグエン・スアン・フック氏は、1954年中部クアンナム省出身。これまでに、中部クアンナム省人民委員会委員長、同省党委員会委員長、政府監査機関副長官、政府官房長官、副首相などを歴任しています。フック新首相は、第10、１１、１２期党中央委員会委員、第11、12期政治局局員を務めています。

同日午後、国会は、国家副主席、最高人民裁判所長官、最高人民検察院長官の免職投票を行いました。