ビンリン県はベトナム中部クァンチ省にある地方です。この4年間、同県にあるビンタイ村、ビンタク村及びビントゥイ村は新農村作り運動に積極的に参加しており、ベトナムにおけるこの運動のモデルとなっています。

現在、ビンリン県のビンタク村を訪れるならば、村と結ぶ全ての道路が綺麗に舗装され、その両側には緑の並木やコショウの畑があるという素晴らしい景色を見にすることができます。夜になると、村の風景は街頭の光の下で華やかになります。4年前に、ビンタク村の指導部は新農村作り運動を発動した直後、村の全ての人々は故郷を建設するため、この運動に積極的に参加しました。村の道路拡張、学校や医療所の建設のために、多くの農民家庭は自宅の土地を自発的に提供しました。ビンタク村に住むグェン・バン・ヒエンさんは次のように語りました。

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「わが村の全ての農民は新農村作り運動に積極的に参加しています。土地を自発的に提供する家もあり、樹木を提供する家もあります。家庭経済発展というモデルは日増しに広がっており、中でも、質の高い農産物生産があります。」

ビンタク村はこれまでに新農村作り運動の19の目標を達成しました。こうした成果を達成するため、この村の指導部は村の豊かな潜在力を活用するだけでなく、村人の団結の力を生かしました。チュォンタンサン国家主席は国内企業に対し、新農村作り運動を支援するよう呼びかけました。サン主席の呼びかけに応えて、クァンチ省の各企業は農村道路建設及び農民家庭経済発展プログラムの実施に数億ドンを援助しました。ビンタク村の各家庭は自宅の土地を自発的に提供しました。ビンタク村人民委員会のグェン・ヌ・タイン副委員長は次のように語りました。

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「わが村は赤土が多い土地です。ですから、ゴム、コショウを栽培するのは素晴らしいです。現在、村の行政当局はこの作物栽培プロジェクトのための様々な投資を呼び込んでいます。農民も近代的栽培技術を学びました。」

ビンタク村は新農村作り運動を始めての4年間、この村の指導部は道路や学校、医療所の建設と農民家庭経済発展プロジェクトに4０億ドンを投資し、大きな成果を収めました。現在、貧困率は８，５％しかありません。家庭経済発展という様々なモデルが出ています。ビンリン県新農村作り運動指導委員会のファン・ティェン・ズン副委員長は次のように語りました。

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「現在、我々は農業生産基盤整備事業に深い関心を寄せています。それと同時に、各企業、各組織からの支援を得て、県内のインフラ整備を続けています。更に、県内の住民の生活レベルの向上に配慮しています」

ビンリン県は戦争時期に多くの英雄を輩出した土地でした。現在、先輩の良き伝統を発揮している同県は新農村作り運動を効果的に行なっています。同県の多くの村は同運動の１０の目標を達成しました。2020年までにビンリン県は必ず全て１９の目標を達成し、ベトナム新農村作り運動のモデルとなることでしょう。