送電線を引いている電力会社の社員 |
中部高原地帯テイグエン地方ダクラク省クモガル県における最も貧しいセダン村落は、国の電力送電網が整備されたおかげで、生活が変化しつつあります。現在、セダン村落は130世帯があり、約500人を擁しています。まだ電力送電網が整備されていなかった2018年以前に、現地住民たちは、日常生活や、往来するにも、農作業、学習などにおいても様々な困難に直面していました。
2017年12月に、現地の電力部門は、国家電力送電網の建設工事を完成させました。それからの住民生活は一段と変化してきました。セダン村落に住むある農民のドックさんの一家は、およそ1000本の胡椒の木と1.7ヘクタールのコーヒー畑に水をやるために、以前では、発電機を使用していました。発電機を使うたびに、およそ400万ドン、約2万円をかかる他、数十人を雇わなければなりませんでした。しかし、国家電力送電網がセダン村落まで敷設されてから、自動水やり機を整備しています。そのお陰で、水やりの費用は大幅に節約できました。
ドックさんは次のように語りました。
(テープ)
「以前、蓄電池を太陽光発電と併用して、テレビだけを見ました。しかし、現在は、冷蔵庫、水ポンプなども使えるようになりました。この2年間、オール電化のお陰で、我が家の生活は楽になってきましたよ。」
オール電化は、子どもの勉強にも役立っています。リートゥチョン小学校のある教師は「電気が引かれて、生徒の学習環境は大きく改善されてきた。」と明らかにし、次のように語りました。
(テープ)
「以前、電気がつかなかった頃、雨で暗くなると、黒板のチョークの文字が見えませんでした。それに、日差しが強い時にも、扇風機が整備されないので、生徒たちはいつも汗ばむ状態にありました。農村の電気化プログラムのお陰で、教室に扇風機や照明などが整備されたので、心配がなくなりましたね。」
2018年にセダン村落がオール電化されてから、現地住民は、生活用の電化製品を購入したり、生産活動を拡大させたくなりました。
セダン村落の村長は次のように語りました。
(テープ)
「以前、各家庭は夜になると灯りだけを使いました。電力が敷設された現在、どの家庭にもテレビ、冷蔵庫、洗濯機などがありますよ。住民の生活はだんだん改善されてきました。」
セダン村落におけるオール電化は、農業生産を基本的に促進し、経済発展に弾みをつけると同時に、住民の生活向上に貢献しています。