タイビン省、トゥイニン村の新農村作り

北部紅河デルタ地域の中心にあるタイビン省タイトゥイ県は16の村がありますが、その中で、トゥイニン村はベトナム新農村作り運動のモデルとなっています。

タイビン省、トゥイニン村の新農村作り - ảnh 1

有名な農業地であるこの村は主に稲作に従事してきましたが、経済面での効率向上に向けて、地方行政当局は稲作からほかの作物栽培へと移転することを奨励しています。トゥイニン村党委員会のファン・バン・ゴ委員長は次のように語りました。

(テープ)

「近年、我が村の農民は生活レベル向上を目指す様々な方法を実施しており、その中で、稲作から農作物の栽培へと転作しました。この地域の地質は砂が少ないため、農作物栽培は簡単ではないのです。ですから、稲作と農作物栽培を両立させる地区もあります。」

特に、トゥイニン村はタイビン省のタネ会社と協力して、新品種の稲を開発しています。2012年、この村の農民は800トンの新品種の稲種子を生産し、その収益は10億ドンにのぼりました。この2年間、国内の物価の動きにより、タネの価格は少し減っていますが村の農民は様々な新しい品種を改良しました。先ほどのファン・バン・ゴ委員長は次のように語りました。

(テープ)

「我が村の種生産面積は100ヘクタールです。今後、農業の近代化、機械化の計画があります。」

タネ生産とともに、トゥイニン村は畜産も促進されています。10年前に、村の行政当局は12ヘクタールの敷地で、チェウト畜産区を作りました。これまでに村の畜産区の数は7箇所にのぼっています。また、ファン・バン・ゴ委員長の話をお聞きください。

(テープ)

「2008年以来、我が村の農民は鶏やアヒル、ウサギ、魚を飼育しており、その収益は年平均2億ドンに達します。」

タイビン省、トゥイニン村の新農村作り - ảnh 2

かつてのチェウト畜産区は荒地でしたが現在は養殖池、魚の池、鶏、ウサギなどの緑地帯となっています。この畜産区は1000平方メートルに拡大されました。所有者はグェン・バン・ホンさんです。彼の初期投資は5億ドンだけでしたが現在の収益は年平均2億ドンにのぼっています。ホンさんは次のように語りました。

(テープ)

「この畜産区は大きな沼地でした。村の多くの人々はこの沼の利用は不可能だと思いましたが私はここで成功しました」

毎年、トゥイニン村の行政当局は10回にわたる農業生産訓練コースを開き、農業生産と畜産面での近代的な技術を農民に提供します。こうした成果により、2014年、トゥイニン村は新農村作り運動のモデルとなっています。

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