現在、中部タインホア省で新農村作り運動の全ての目標を達成した地方は12の村にのぼっていますが、今年の年末に27になる見通しです。特に、同省のヌータイ県、イエントー村は新農村作り運動のモデルとなっています。
この3年間、この村は政府の予算100億ドンを使用した上で、新農村作り運動に800億ドンを投資しました。この村の指導部は住民の力を生かして、村の道路舗装と大規模な田んぼ作りを効果的に行ってきました。これまでに、村内の道路50キロが既に舗装され、12キロの水利施設の用水路が整備され、学校や診療所が新しく改修されました。イエントー村人民委員会のグェン・ゴク・ティ委員長は次のように語りました
(テープ)
「新農村作り運動の目標は19項目ありますが、我が村は16の目標を達成しました。村の役所はまだ改修されていませんが、住民のの公共施設の建設は当初の目標に向かっています。」
住民の生活レベル向上を狙うイエントー村の指導部は、農民が稲作からキノコ、唐辛子、サトウキビなどの栽培へと移転させることを奨励しました。イエントー村に住むホ・ティ・シンさんは次のように語りました。
(テープ)
「農民が稲作からほかの農作物栽培へと転作させてから、年収は高くなってきます。我が家は唐辛子を栽培しているおかげで、3ヶ月ごとに収入はおよそ9百万ドン(約4万5千円)になります。でもこういう成果に満足しない私はほかの農作物も作る予定です」
タインホア省のヌータイン県は貧しい山岳地帯にある地方ですが新農村作り運動において達成した成果は高く評価されています。ヌータイン県党委員会のチャンバントゥアン委員長によりますと、同県の指導部は住民からの5600億ドンの金額を集め、16の村で新農村作り運動を効果的に展開しています。この3年間、同県の各村はこの運動の目標を9つないし16に増やしていました。チャン・バン・トゥアン委員長は次のように語りました。
(テープ)
「新農村作り運動を効果的に実施するため、県内の住民の支持を得て、住民の生活レベルの向上を目指すための農業生産を発展させる必要があります。」
農民の生活レベルの向上を目的にするヌータイン県の指導部はこの3年間、新農村作り運動を効果的に実施した上で、住民がこの運動の成果に関する住民の意見集約を公開的に行いました。こうした成果により、タインホア省のヌータイン県は国内で新農村作りのモデルとなっており、国の経済社会発展事業に積極的に寄与してゆくことでしょう。