ダクラク省で実施されているEDEプロジェクト

中部高原地帯タイグェン地方にあるダクラク省は新農村作り運動を積極的に実施しています。特に、EDEアジア太平洋コンサルタントセンターの応援により、気候変動対応策としてのコーヒー栽培プロジェクトが効果的に展開されています。このプロジェクトのおかげで、ダクラク省の農民は気候変動対応策並びに持続可能な発展に向けてコーヒー栽培に関する近代的な技術を学んでいます。

ダクラク省で実施されているEDEプロジェクト - ảnh 1
コーヒー加工

現在、中部高原地帯タイグェン地方ダクラク省にはエデ族、モノン族などの少数民族の多くの農民が住んでいますが、その大多数は貧しい状態にありました。しかし、近年、新農村作り運動のおかげで、彼らは工業用作物やコーヒーを栽培するなど、生活は著しく改善されています。特にEDEの応援により、ダクラク省、クムガ県にあるクァンティエン村、ツシェ村、エアクパム村、クムガ村、エアディン村の住む農民およそ900世帯はコーヒー栽培の近代的技術を導入して、高い収益を収めています。EDEアジア太平洋コンサルタントセンターのコーヒー栽培プロジェクトのド・タイン・チュン担当者は次のように語りました。

(テープ)

「現在、気候変動は大きな問題となっており、中部高原地帯タイグェン地方に悪影響を与えています。特に、近年、ダクラク省のこの地方は干ばつに見舞われています。これにより、我々はこの地方で気候変動対応策としてのコーヒー栽培プロジェクトを展開しています。このプロジェクトを通じて、環境保護に向けての水資源や肥料に関する経験を学ぶようになりました」

EDEプロジェクトの実施により、ダクラク省の農民は新農村作り運動のモデルに沿って、コーヒー生産合作社を設立しました。合作社の指導部は財政、管理能力の向上を目指す様々な訓練コースに参加し、農民らは農薬や肥料の使用方法について勉強会に参加しました。先ほどのド・タイン・チュンさんは次のように語りました。

(テープ)

「ダクラク省クムガ県の5つの村はEDEプロジェクトを効果的に展開しており、一定の成果を収めています。特に、クァンティエン村は初めてのコーヒー生産合作社を設立し、成功しました」

EDEプロジェクトのおかげで、ダクラク省に住むエデ族、フモン族の各少数民族の農民の生活は著しく改善されています。このプロジェクトの訓練コースに参加した農民らは新農村作り運動の各目標を効果的に実施しています。

ダクラク省、クムガ県クァンティエン村に住むエデ族のフマイニエさんは次のように語りました。

(テープ)

「村の人々はこのプロジェクトに積極的に参加しています。私もこのプロジェクトの訓練コースに参加していて、自分の学んだ見識を農民に教えています」

EDEプロジェクトを通じて、ダクラク省の農民はコーヒー栽培技術の水資源節約、肥料使用方法などを学んでいます。このプロジェクトが実施されてから2年後、ダクラク省クムガ県の5つの村は新農村作り運動の15の目標を達成しました。こうした成果により、ダクラク省は国の経済社会発展事業に大きく寄与していることでしょう。

 

 

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