タンバン村はハノイから南方へ１５キロ離れたところにあります。稲作に従事しているこの村の農民は１９９０年代までに貧しい生活を送っていましたが新農村作り運動を実施した以来、住民の生活は著しく改善されています。村の人口は６５００人で、その大多数は新しい家を建設し、かなり高い収入を得ています。タンバン村党委員会のクァンバンテイン委員長は次のように語りました。

（テープ）

「１９９０年から、我が村の指導部は住民の生活レベルを向上させるために、新農村作りという提案を提出しましたがその計画を具体化させることができますせんでした。」

１９９１年、タンバン村は飢餓一掃貧困解消基金を設立しました。当時の同基金は２０トンの米と２千万ドンを保有しました。村の貧しい農民は同基金から融資を受けて、稲や農作物や畜産の品種を購入しました。同基金のお陰で、数百人の農民は貧困状態から脱出しました。特に、各農家は自分の水田を集めて、大きな水田作りプログラムに参加して、大規模な農業生産に集中させました。これまでに農業用地面積は６５０ヘクタールに上っています。村の農民家庭はその農地面積の６％を利用して、その農作物や花を栽培しています。これにより、農民の収益は年々上がっています。また、村の指導部は居住地と農地を区画整理して、村の道路と公共施設を改修建設しました。こうした成果は地方の土地区画整理事業の大きな成果として価されました。タンバン村のグェンチトゥエン委員長は次のように語りました

（テープ）

「我が村の新しい家は土地区画整理事業において建設されました。村で最も貧しい家庭さえも新築することができました」

タンバン村の指導部は国家予算に頼らずに、インフラ整備事業に６千億ドンを投資しました。新農村作り運動が全村に広がるとともに、村の土地の価格は上がっています。その上、村のコメ生産は有名になっており、住民は自由に民主的に意見を交換することができます。タンバン村に住むグェンタムタインさんは次のように語りました

（テープ）

「村の人々は地方行政当局の政策を支持しており、新農村作り運動に積極的に参加しています。村の道路は綺麗です。我々は故郷の新農村作り運動の成果に大満足しています。」

飢餓一掃貧困解消基金を効果的に実施したことにより、タンバン村の新農村作り運動は著しい成果を収めました。現在同基金は４６０億ドンを保有しています。こうした成果はタンバン村の人々の願望に応えるものであり、ベトナム政府の正しい政策を示すものでしょう。