バクリュウ省、フォクロン県は2010年・2015年期の新農村作り運動の５つのモデルの中の一つです。この3年間、フォクロン県の指導部はこの運動のすべての目標を達成するため、全力をあげて取り組んでおり、特に、住民の力を生かして、新農村作り運動を効果的に実施しています。

去る5月、フォクロン県のビンタイン村は新農村作り運動のすべての目標を達成した始めての地方となりました。年末までに、同県の残る６つの村はそれらの目標を達成する見通しです。フォクロン県党委員会のチャン・ホァン・ズェン委員長によりますと、こうした成果を達成するため、同県の指導部は住民の願望に合う様々な政策を出し、中でも、それぞれの村の農民の意見や経験を集約して、住民共同体の利益のための政策を打ち出しました。ズェン委員長は次のように語りました。

（テープ）

「新農村作り運動指導作業における貴重な経験は地方指導部の熱心と決意です。指導者はどんな仕事をやっても、手本として活躍する必要があります。その上、すべての活動は客観的かつ明白に行われる必要があります。そうすれば、住民の生活は向上するようになると思います」

この3年間、フォクロン県内に400キロの道路が舗装、14キロの堤防道が改修、140本の橋が開通、40箇所の水利施設が建設されたほか、１６の大規模な稲田が作られました。同県は農業生産と水産物養殖を中心にして、地方経済を発展させています。そのほか、同県の各農民世帯は家禽飼育を集中させ、ワニを飼育しています。同県の農業生産による収益は年平均3兆ドンあまりに達します。また、工業、美術手工芸品加工、貿易、サービスの各分野も発展しています。一人当たりの年収は3千3百万ドンにのぼり、2009年と比べ、２，４倍増となっています。フォンクロン県に住むチャンバントンさんは次のように語りました。

（テープ）

「我が家は水産物を養殖しながらも経営しています。新農村作り運動のおかげで、我々の生活レベルは著しく改善され、故郷は大きな変貌を見せています。道路や橋は綺麗に改修され、水産物養殖のための給水状況もよくなりました。」

新農村作り運動による大きな成果はフォクロン県の住民の原動力となっています。同県のすべての人々は力を合わせて、地方の経済社会発展事業に力を入れています。多くの農民世帯は県内の道路拡張に数千平方メートルの自宅土地を自発に提供しました。フォクロン県、ビンタイン村に住むファン・バン・ズンさんは次のように語りました。

（テープ）

「新農村作り運動の展開は国内各地の住民の願望によく合うものです。我が家も村の道路建設に自宅土地を提供しました。」

一方、フォクロン県に住むフィン・ケン・ディエットさんは次のように語りました。

（テープ）

「新農村作り運動において、指導部の指導力は極めて重要です。我が県の指導部は常に住民の願望や思いを調べて、適切な政策を出します。」

この3年間、フォンロン県は常に、住民の意見や経験を集約して、故郷を美しくしています。こうした成果は新農村作り運動と国の経済社会発展事業に積極的に寄与することでしょう。