南部ソクチャン省での塩害対応

(VOVWORLD) -ソクチャン省の農業部門は、天候やメコン川上流からの水資源に関する状況を見守った上で、塩害対策を講じると同時に、水田や運河への淡水の貯蓄、塩害防止工事の建設を加速しています。
南部ソクチャン省での塩害対応 - ảnh 1

南部メコンデルタ地域にあるソクチャン省は、冬春期作を保護するため、激化している塩害に対応しています。2020年末から、多くの淡水貯蓄池が建設、使用されました。そのほか、各地方は、塩害の影響を最小限に抑えるため、農業部門の勧告による稲の栽培を宣伝しました。

ソクチャン省の農業部門は、天候やメコン川上流からの水資源に関する状況を見守った上で、塩害対策を講じると同時に、水田や運河への淡水の貯蓄、塩害防止工事の建設を加速しています。

ソクチャン省農業農村開発局のフィン・ゴック・ニャ局長は次のように語っています。

(テープ)

「私たちは、今年の乾季を前にして、干ばつと塩害に主体的に対応しています。その中でも、海水の浸入を防ぐための堤防を改修することや、淡水を備蓄し、農業生産に水が出るように調整することもあります。同時に、農家の人たちには適切な田植えの時期を知らせます。」

2021年の冬春期作に、チャウタン県は、1万4千ヘクタールに田植えを行いました。これらの稲の種類は、栽培日数が短く、塩分に強いものばかりです。3月下旬は稲の穂が出る時期ですから、収穫量と稲穂の品質を左右する時期です。

南部ソクチャン省での塩害対応 - ảnh 2

チャウタン県在住のある農民は次のように語っています。

(テープ)

「私たちは、海水の浸入を十分に防いだお陰で、塩害の影響は少なかったです。現地行政当局が、塩害の情報を伝えてくれたお陰で、どんなとき水田に淡水を供給すればいいのかが分かるようになりました。」

一方、チャウタン県農業農村開発室のグエン・バン・ハン副室長は次のように語っています。

(テープ)

「私たちは、今年中に、農業用水を利用できるように運河の浚渫や水利調節の改修を集中的に行う方針です。また、地元の行政当局は、常に、海水侵入防止のための水門を修理したり、農民たちに、干ばつや塩害の状態に稲作の方法を教える訓練コースなどを開きます。」

現在、ソクチャン省の農業部門は、まもなく収穫期を迎える冬春期作の稲を保護するため、干ばつや塩害対策を断固として行います。

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