村の全ての道路がコンクリート化させた

新農村作りは党と国家の大きな主張であり、全国各地で幅広く実現されています。方法はそれぞれの地方で異なっていますが、新農村基準を満たした多くの村が住民のコンセンサスを得るのが共通点です。その中でも、大衆工作は重要な役割を果たしています。

北部バクザン省ヒエップホア県ホアンアン村は先ごろ、新農村基準を満たした村として認定されました。2011年に、ホアンアン村は、新農村作りを試験的に行うため、選ばれました。当初、村は様々な困難を抱えていましたが、行政当局と人民委員会の指導者らは、新農村作りを成功させるために強い決意を固めました。

村の全ての道路をコンクリート化させるため、村の幹部らは、それぞれの家を廻って、建設用地の立ち退きや土地の提供などを働きかけました。道路建設工事に土地を自発的に提供した住民の一人であるゴ・バン・フンさんは次のように語っています。

(テープ)

「広い道路が建設されると、現地住民こそが、その恩恵を得ると思っていたので、家の土地を自発的に提供することにしました。現在、道路が整備されて、往来が楽になったよ。どこの農村でも、住民のために同じようにきれいな道路を建設すれば良いのに思います。」

村の指導者スタッフの全員一致と住民の高いコンセンサスのお陰で、道路の建設は計画通り完成されるようになりました。また、新農村作りを実現する際の問題点や困難が生じたら、現地の指導者らは、地元の人々と直接対話した上で、解決策を見出します。それらを通して、住民は、新農村作りに対する自分の責任と権利、及び義務を深く認識できるようになります。

ホアンアン村祖国戦線委員会のグェン・スアン・チュオン委員長は次のように明らかにしました。

(テープ)

「住民に関連する全ての主張や計画は住民にも通知され、住民の意見を集めた上で、実現されます。祖国戦線は、行政当局と連携して、監視活動への住民の参加に働きかけます。そこで、村の幹部スタッフと住民代表の監視の下で実施された全ての建設工事などは節約して質のよいものばかりです。」

ヒエップホア県新農村作り指導委員会のマイ・ソン委員長によりますと、ホアンアン村の新農村作りのやり方を他の村が見習っています。年内には、ヒエップホア県では25の村が新農村基準を満たすことを登録しています。ソン委員長は次のように語りました。

（テープ）

「私たちの経験は、新農村作りを実践する中で、住民の民主性と総合的知恵を良好に活かしたということです。また、各レベルの指導者とスタッフは、責任を示しており、仕事に情熱を注ぐ人でなければなりません。」

バクザン省ヒエップホア県における新農村作りの成功は、住民の力を上手く活用すれば、いかなる困難でも乗り越えられるということを示しています。これは、住民の認識向上に向けた大衆工作を良好に行えることは、新農村作りの成功を収めた秘訣の一つでしょう。