2025年大阪・関西万博におけるベトナムの注目すべき活動
(VOVWORLD) -4月13日~10月13日にかけて大阪で2025年日本国際博覧会、別名2025年大阪・関西万博が開催されています。
伝統音楽の演奏 |
このイベントで設置された「ベトナム・パビリオン」は新たなアプローチで訪問者の注目を集めています。このベトナム・パビリオンは伝統とテクノロジーの調和を図っています。
現場の音
ベトナム・パビリオンから流れる伝統音楽が、多くの来場者を引き寄せています。300平方メートルの展示空間は、伝統的な菅笠「ノンラー」をモチーフに設計され、現代技術との融合により、東洋文化の魅力あふれる休憩スポットとなっています。
ここでは、伝統的な水上人形劇、ダンチャイン・ダンバウ・タルンなどの民族楽器の演奏、そして、ベトナムの伝統衣装アオザイ試着などの体験型イベントが毎日開催されています。アメリカ・パビリオンで勤務するブラットさんの話です。
(テープ)
「今日はベトナム・パビリオンを訪れて、本当に素晴らしい体験ができました。ベトナムに居住している54の民族とベトナムの歴史、文化、そしてベトナムの発展についてある程度理解できるようになりました。また、伝統音楽や水上人形劇も堪能でき、とても感動しました。」
ベトナムパビリオンを訪れたアメリカ人の来場者
|
さらに今回、ベトナムはエキスポ史上初めて、現実空間と並行してバーチャル展示館を展開しています。
「バーチャル万博~空飛ぶ夢洲~」というプラットフォーム上で、世界中のユーザーがアバターを操作し、アオザイを着てノンラーをかぶり、展示エリアを巡りながら、ベトナム語や英語で映像や文化製品とインタラクティブに触れ合うことができます。
アメリカ・パビリオンで勤務するアナさんのコメントです。
(テープ)
「この空間がとても好きです。そして今着ているベトナムの民族衣装も美しくて心地よいです。素晴らしい体験をありがとう」
ベトナム・パビリオンのバーチャル展示館(写真提供:国際協力局)
|
2025年の大阪万博で、ベトナムは「フエ ・昔の都・新たなチャンス」をテーマにした「2025年国家観光年」を正式に発表しました。国家観光年が国際の場で正式に紹介されるのは、今回が初めてです。
大阪府の中野稔子議会議員は、ベトナム・パビリオンを訪れた際の印象について、次のように語りました。
(日本語のテープ)
多彩な取り組みを通じて、ベトナムは国際社会に、活気と創造力にあふれた、テクノロジーを基盤とする文化国家としての姿を発信しています。