(VOVWORLD) - 既にお伝えしましたように、「AI=人工知能とクロスボーダーEコマース」をテーマにした第5回国家イノベーションスタートアップフォーラムが8日、ハノイで開催されました。
このフォーラムは、AI=人工知能分野における若手起業家やスタートアップコミュニティに刺激を与えることを目的としています。
フォーラムでは、科学技術の開発と応用、デジタル経済開発、デジタルトランスフォーメーション、イノベーションの促進がベトナムの地位向上や、投資家と地方行政府間の連携の強化に貢献するという意見が出されました。国家スタートアップ協会の会長であるディン・ベト・ホア博士は次のように述べています。
(テープ)
「我が国の指導者は適切な発展方向性を打ち出したと思います。この方向性は『民族の躍進時代』という新しい時代へと私たちを導き、ベトナムの一人一人と結びついています。また、この方向性は起業家や革新者にとって、国の発展に向けて新製品を生み出すための指針となるでしょう」
第5回全国スタートアップフォーラムは、技術分野の起業家の祭典であるだけでなく、技術やビジネスに携わる専門家が最新のテクノロジーやビジネス戦略、マーケティング、投資・貿易促進などに関する知識を共有する機会となっています。これにより、ベトナムのテクノロジー企業の発展やこの分野への外国投資の誘致が図られ、ベトナムのイノベーションとスタートアップの発展が促進されるとしています。科学技術省・技術開発・イノベーション局のグエン・マイ・ズオン局長は次のように語りました。
(テープ)
「第13期党中央委員会第10回総会において、トー・ラム書記長は、科学技術とイノベーションが『民族の躍進時代』である新しい時代への突破口を切り開くことを再確認しました。その中で、実質的な経済成長を主軸とし、生産要素の投入量の増加から、労働生産性・品質の向上や企業の技術吸収とイノベーション能力の向上へと徐々に移行していきます。このイベントを通じて、企業、組織、個人の目標を現実に移し、国の社会経済発展に貢献していきたいと思います」
ベトナム政府は2016年を「国家スタートアップの年」と定めて以来、スタートアップの精神が広がり、投資・ビジネス環境が改善され、革新的な企業が台頭してきました。これまで、政府は技術応用、技術移転、イノベーションを促進するため、多くのメカニズムや政策を講じてきました。
その結果、国家イノベーションシステムの発展に有利な枠組み条件が整備され、より多くの企業が市場研究・開発に投資を強化し、革新的なスタートアップ企業の創出が促進されています。
これらの取り組みにより、ベトナムのスタートアップエコシステムは着実な成長を遂げ、イノベーションとスタートアップの精神を重視する国家戦略の実施に有利な条件を作り出しています。