(VOVWORLD) - ベトナム独立80周年を迎える9月2日の記念日に合わせ、首都ハノイでは8月30日から9月2日までの4連休期間中、多彩な記念行事が行われ、国内で最も注目を集める旅行先となっています。
ホーチミン廟前の風景(写真:nhandan.vn) |
バーディン広場での大規模な閲兵式をはじめとする一連のイベントが首都を盛り上げ、旅行会社によれば今年の記念日ツアー予約は前年同期比で20〜25%増加しています。
旅行会社「ベストプライス・トラベル」のマーケティングディレクターのブイ・タイン・トゥーさんは、次のようにと述べました。
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「今年は独立80周年という大きな節目であり、旅行者の動向が変化しました。例年は海外旅行が多かったのですが、今年はハノイを訪れる国内客が大幅に増えており、首都観光の需要喚起に絶好の機会です」
この時点で、記念日連休中のホテル予約は前年より40〜50%増となります。旧市街周辺の3つ星以上のホテルは稼働率80〜95%に達し、中心部の多くは8月30日から9月3日まで満室です。
スカイラークホテルチェーンのマネージャーのファム・ティ・トゥー・ヒエンさんは、次のように語りました。
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「今年は9月2日に閲兵式という特別な催しがあるため、早い時期から予約が入りました。特に9月1日の予約は約70%増加しました。まだ一部空室はありますが、8月30日、31日、そして9月2日はほぼ満室です」
高まる需要に対し、ハノイ市観光局は宿泊受け入れに十分対応できると強調しました。同局のダン・フオン・ザン局長は、次のようにと述べました。
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「宿泊施設には設備改修や客室数の最大化を促し、料金を据え置くだけでなく優待も提供します。さらに、市民の厚意を活かし、適正価格での宿泊提供や民泊受け入れといった予備計画も整えています」
今回の連休は、国内観光振興の追い風となるだけでなく、ハノイが国内外の旅行者にとってベトナム有数の文化・歴史都市であることを改めて印象づけ、年末の観光ピークシーズンの幕開けとなります。