開会式の様子

開会式は、約400人の若者たちが参加する伝統衣装のパレードで幕を開けました。彼らは旧市街文化交流センターを出発し、ハン・ブオム通り、ハン・ガン通り、ハン・ダオ通り、ディン・ティエン・ホアン通り、ハン・ケイ通り、そしてレ・タイ・ト通りを巡り、キムガン集会所でフィナーレを迎えました。

キムガン集会所では、蓮茶やベトナム風チマキ「バインチュン」、緑豆菓子「バインコム」、桃の花など、ハノイ特有の伝統的な品々を捧げる儀式が行われました。この行列は、ベトナム民族の旧正月における風習や活動を忠実に再現しています。

パレードに参加した若者たちは次のように話しました。

（テープ）

「朝5時に起きて準備しました。昔のハノイ旧市街のテトの風景を再現することができ、とても誇らしく、嬉しかったです」

「年末の賑やかな雰囲気の中で、若者たちが伝統衣装を着ている様子が非常に印象的でした。このイベントを通じて、民族の精神的な価値が広がってほしいと思います」

「周囲の皆も伝統衣装を着ていて、自然と愛国心が高まりました。このイベントを通じて、ベトナム文化を海外の友人に伝えられる良い機会だと感じました。行列中、外国人観光客にもたくさん会い、一緒に写真を撮る機会もありました」

開会式のもう一つの見どころは、村の守り神への奉納式、職業の祖先を祀る儀式、ネウの木を立てる儀式、書道パフォーマンス、民族音楽の演奏などの伝統儀式の再現です。

プログラム組織委員会の一員であるグエン・ドゥック・ビンさんは次のように語りました。

（テープ）

「毎年、村の守り神への奉納行列がイベントのハイライトです。特に若者たちの伝統文化への関心と熱意には感心します。昨晩も若者たちは衣装やメイクの準備で夜通し頑張っていました。これほどの努力を若者たちが見せているのは、本当に素晴らしいことです」

「ベトナムのテト・街のテト」プログラムは、1月19日から2月28日まで開催されます。期間中、ハノイ旧市街の多くの場所で、旧正月の伝統的な空間の装飾、昔のハノイ家庭のテトの準備や祝い方の再現、ホン川デルタ地域の旧正月の伝統空間の展示、書道パフォーマンス、民族音楽の演奏など、多彩なイベントを通じて、ベトナムの伝統文化を体験できます。

このプログラムは、国内外の人々にベトナムの旧正月の価値を深く理解してもらい、民族文化の保存と次世代への継承を目指しています。