ベトナムの人道的な政策を示す特赦について

(VOVWORLD) - 特赦は、自らが犯した罪を後悔し、意識、態度、行動などが前向きな受刑者を対象とします。これは恩赦を受ける受刑者とその家族にとって大きな喜びであり、受刑者の教育活動に貢献するものでもあります。

8月革命と独立記念日77周年を迎えるにあたり、去る7月1日、グエン・スアン・フック国家主席は2022年の特赦に関する決定書に署名しました。特赦法が発効してから特赦が行われるのは今回が9回目となります。これは、ベトナムの良き伝統と人道的な政策を示すものとみられています。

特赦は、自らが犯した罪を後悔し、意識、態度、行動などが前向きな受刑者を対象とします。これは恩赦を受ける受刑者とその家族にとって大きな喜びであり、受刑者の教育活動に貢献するものでもあります。

ベトナムの人道的な政策を示す特赦について - ảnh 1(写真:VOV)

厳格性・透明性を確保

特赦法に従って、これまで、ベトナム国家は特赦を継続して行ってきました。現在、関連省庁・機関は2022年の特赦を実施するため、準備作業を積極的に進めています。

今年は、3000人の受刑者がその対象となっています。対象者の選定は「厳格・公開・民主性・透明性」という原則に沿って行われています。8回にわたり実施されてきた特赦により、9万人の受刑者が社会に復帰しています。注目するべきは再犯者率が低い水準にあるということです。これに関し、グエン・バン・ロン公安次官は次のように語りました。

(テープ)

「2021年に、3000人以上の受刑者が恩赦を受けましたが、再犯者は二人しかいません。残りは安定した生活を送っています。今年も、党と国家の寛容政策を実施していくため、国家主席は特赦を継続することを許可しました」    

平等性を確保

特筆すべきは、ベトナムの特赦活動はベトナム人受刑者だけでなく、外国人受刑者をも対象とすることです。ナイジェリア国籍の受刑者チメイチディケ・ベンはその一例です。彼は麻薬密輸罪を犯し、およそ13年前から、北部ビンフック省にあるビンクアン刑務所に収監されています。今年の特赦で、その刑罰が終身刑から禁固30年に軽減される見通しです。彼の話です。

(テープ)

「当初、将来に希望がなく、『自分は死んだほうがいいんだ』と思いました。でも、その後、監視員や、刑務官の支援を受け、安心できるようになりました。当時、ベトナムの法律を知りませんでした。知っていたらしなかったかもしれません。刑期を終えたら、ボランティアとして麻薬防止対策に関する宣伝・啓もう・教育活動に参加したいのです」

ベトナムの人道的な政策を示す特赦について - ảnh 2ファム・ビン・ミン副首相=VOV

現在、およそ750人の外国人受刑者はベトナム国内の各拘置所に収監されていますが、ベトナム人受刑者と同じように公平な扱いを受けています。

8月23日に行われた2022年の特赦に関する会議で、特赦諮問評議会議長を務めるファム・ビン・ミン副首相は次のように語りました。

(テープ)

「特赦の原則の一つは、特赦の対象となる受刑者が特赦に値する基準を満たすかどうかを評定することです。特赦を担当する各機関は対象者名簿を詳しく点検し、国家主席に上程する責任があります。」          

特赦を受ける受刑者数が年々増えていますが、国内の政治の安定や、社会秩序が保たれています。また、恩赦を受ける人々への雇用創出が重視されています。これらの措置は国家犯罪防止対策戦略の効果向上に貢献するとともに、国際社会から好評を得ています。

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