ベトナムの発展戦略方針

(VOVWORLD) -1月25日から2月2日にかけてハノイで開催中の第13回ベトナム共産党全国代表大会は、党、民族の発展過程における重大な出来事であると見なされています。というのは、今大会は、急速に発展・繁栄し、益々持続可能になるベトナムの発展戦略に重要な土台を置くからです。
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第13回党大会は、ベトナムが様々な困難と試練を経過した時点に開催されています。党の第12期の期間に、党が断固として指導しない限り、また、政府が国民のために行動せず、全民族の団結精神と創造力を発揮しないかぎり、今日のような大きな成果を収めることはできなかったでしょう。

現在、ベトナムの人々は、国の経済成長を誇りに思うことができます。2020年中に、自然災害や疫病などの深刻な影響を受けたものの、ベトナムは、世界から感染対策と経済回復の両立で成功を収めたと評価されています。

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ベトナムの発展の成果は、GDP=国内総生産伸び率で示されただけでなく、国民の生活の質的向上や、貧困率の低下、平均寿命の増加などにも表われています。さらに、その成果は、政治と社会の安定、国防・安全保障の確保、対外関係の拡大、国際場裏におけるベトナムの地位向上、国の領土保全と戦略的な利益の保護などとなっています。

第12期の成果は、「歴史的」だと見なされ、党員は清廉で、党の指導に対する国民の信頼を高めるために、党内での断固とした戦いでも示されました。党の第12期における際立った成果は、向こう数年間の前提を作り出す重要な基礎となります。

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第13回党大会は、向こう5年間の国の将来を設定するだけでなく、今後25年間に及ぶ長いビジョンを出します。大会の文献案は、具体的な目標を打ち出しました。これに基づき、2025年までに、ベトナムは、近代的な工業の発展途上国であり、低中所得を追い越します。また、ベトナム共産党創立100周年を記念する年の2030年までに、ベトナムは、近代的な工業を遂げる発展途上国になり、高中位所得国となります。そして、ベトナム建国100周年を記念する年の2045年までに、高所得国になるということです。党大会が打ち出した目標は、国の建設と発展、祖国の防衛に向けた方向、任務、方策を確定するための重要な基礎でありながら、長期的な要求に応え、現在から21世紀半ばまでの期間におけるベトナムの全党、全国民、全軍の認識と行動を統一させてゆきます。

今大会は、道徳と才能を兼ね備えた新しい指導部を選出します。90年余りにわたって、ベトナム共産党は、13回にわたる大会を開催しました。それぞれの大会は、党と国の重要な節目となりました。第13回党大会は、国のドイモイ刷新事業の実施35周年を記念する節目であり、歴史的な意義を持ち、ベトナムの社会主義へ進む道がベトナムの実情と時代の発展傾向に合致し、党の指導がベトナム革命の勝利を決定する上位の要素であることを強調しています。

「我が国が今日のように発展し、国際社会におけるベトナムの地位が今日のように高くなったのは過去になかったものと言える」というグエン・フー・チョン党書記長の発言は、ベトナムの発展事業に対する全国民の誇り、信頼、希望の炎を灯し続けています。

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