ベトナム国会の地位向上へ向けて

26日、グエン・ティ・キム・ガン国会議長はラオス、カンボジア、ミャンマー友好公式訪問に臨みました。これを機に、ガン議長は9月29日から10月3日にかけて、ミャンマーで開催される第37回AIPA=東南アジア連議院総会に参加します。この訪問はガン議長が就任以来、初の外遊となっています。また、この訪問はラオスのパニー・ヤートートゥー国会議長、カンボジアのヘン・サムリン国民議会議長、ミャンマー連邦議会のマ・ユイン・カイ・タン議長の招きに応え、行なわれるものです。

訪問期間中、ガン議長は3カ国の最高指導者と会合を行うとともに公的債務に関するシンポジウムに参加し、ミャンマーで事業を行なっているベトナム人企業経営者らと会合を行う予定です。


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ガン議長、ラオスに到着

二国間の国会協力を強化へ

ガン国会議長によるラオス訪問はラオスとベトナムで国会と各レベルの人民評議会議員の選挙が成功裏に行なわれた後、行われます。外交関係が樹立されてからこの50年あまり、ベトナムとラオスの友好と全面的な協力関係は絶え間なく強化されています。2012年、両国は2件の協力合意書を締結し、両国の立法機関に訪問団の交換や協力の強化に基盤を作り出しました。両国国会は二国間関係の強化に尽力するすると同時にAIPA=東南アジア連議院総会やAPPF=アジア太平洋議会フォーラム、IPU=列国議会同盟など地域と国際場裏で連携を緊密化させています。今回の訪問を通じて、双方は協力を強化し、ラオスがASEAN議長国としての役割を全うすること、また、ASEAN内の団結、コンセンサスを維持し、2025年までのASEANビジョンの展開に貢献することを目指しています。

カンボジアとの関係について、両国国会の協力関係はあらゆる分野で順調に発展しています。両国国会の指導者や各委員会の代表団による相互訪問が頻繁に行われ、両国の友好協力関係と両民族の団結の強化に積極的に貢献してきました。今回の訪問で、双方は国会代表団の相互訪問や地域と国際議会フォーラムにおける連携・相互支持の強化などについて協議する予定です。

他方、ベトナムとミャンマーは41年前に、国交を樹立しました。ミャンマーは東南アジア地域でベトナムのかつての民族解放闘争を支持し、外交関係を結んだ初めての国の一つです。現在、両国は12の優先的な分野で協力を維持しています。2011年9月、ミャンマー連邦議会はAIPAの正式な加盟国になって以来、ベトナム国会とミャンマー連邦議会との協力は前向きな進展を見せてきました。双方は友好議員グループを設立し、協力合意書を締結しました。また、AIPAやIPUの枠内で双方は効果的に協力しています。ガン議長によるミャンマー訪問は互恵を基礎にミャンマーとの多面的な協力関係を強化、発展させたい意向を示すものです。

多国間フォーラムにおける地位向上へ

ラオス、カンボジア、ミャンマー訪問後、引き続きグエン・ティ・キム・ガン国会議長は9月29日から10月3日にかけてミャンマーの首都ネピドーで開催される「進歩的なASEAN共同体へ向けてのアクティブなAIPA」と題する第37回東南アジア連議院総会に参加します。

1995年にAIPAへ加盟して以来、ベトナム国会は各総会を欠席したことなく、2002年と2010年、ハノイでAIPA総会を成功裏に開催しています。AIPAへの加盟により、ベトナムはASEAN加盟諸国と緊密な関係を結んだ上で、AIPAの発展に積極的に貢献することができるようになりました。

ガン議長による初の外遊はベトナムが地域諸国との協力関係の発展を重視し、国際社会への参入を積極的かつ主体的に進め、多国間フォーラムにおけるベトナム、とりわけベトナム国会の地位向上、AIPAとASEAN内の協力への貢献に取り組むことを示しています。

 

 

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