展覧会「グエン・バン・リン書記長・生涯と事業」 ハノイで開催
(VOVWORLD) - 7月1日のグエン・バン・リン元書記長の生誕110周年を記念して、6月29日、ハノイで「グエン・バン・リン書記長・生涯と事業」をテーマとした展覧会が開幕しました。
トー・ラム書記長と代表者ら、展覧会の開幕を告げるテープカットを行う(写真:nhandan.vn) |
会場では、グエン・バン・リン書記長の生涯と革命事業を紹介する200点以上の資料や写真、実物資料が展示されており、その中には初公開の貴重な品も含まれています。展示を通じて、各時代における同氏の多大な貢献と、労働と日常生活の中で輝いた共産主義者としての姿が伝えられています。
サイゴン・ザディン武装部隊抵抗運動伝統クラブのグエン・クオック・ドー副会長は、次のように語りました。
(テープ)
「1950年から52年にかけて、当時サイゴン・チョロン地区党委員会の委員長であり、武装部隊の政治委員でもあったグエン・バン・リン同志は、常に戦闘部隊の強化に尽力し、的確な指導を行っていました。サイゴン特別攻撃隊の全ての戦果には、彼の指導が深く関わっていました。私たちにとって、彼は『ムオイおじさん』として親しまれる存在です」
トー・ラム書記長と代表者ら、展覧会を視察する(写真:nhandan.vn) |
展覧会は5つのパートに分かれており、パート1では故郷や家族、少年期、パート2では革命闘争における成長、パート3では南部の民衆と共に歩んだ歳月、パート4では新しい道を模索した苦悩、そしてパート5では国家刷新をリードした時代が紹介されています。
展示を通じて、来場者はベトナムと革命が20世紀に歩んだ苦難の道のりをたどり、党の指導のもとで人民が成し遂げた偉大な勝利とその歴史的意義、そしてその中でグエン・バン・リン書記長が果たした極めて重要な役割を理解することができます。
グエン・バン・リン書記長の故郷である北部フンイエン省から訪れたグエン・ティ・キム・ウンさんは、次のように語りました。
(テープ)
「同志の写真や展示品を見て、非常に感動しました。国の建設と刷新において、同志はぶれない信念と創造性を持って取り組まれ、困難な経済状況下で新たな方向性を示し、今日の国の姿を築いてこられたことを強く感じました」
グエン・バン・リン元書記長、通称「ムオイ・クック」氏は、先見性に富む指導者であり、ベトナム共産党の忠誠心を体現した人物です。その生涯は、「人民を信じ、人民に依拠すること」、そして「先頭に立ち、考え、実行し、責任を担う」精神といった多くの貴重な教訓を後世に残しています。