政治局の4つの決議を展開する全国会議:持続可能な発展への決意を強調
(VOVWORLD) -16日午前、ハノイで、全国規模で政治局の4つの決議を貫徹、実施するための会議が開かれました。
会議の様子 |
会議は対面とオンラインを組み合わせ、全国すべての省・市、各部門、機関に中継されました。今回の会議は、党と国家が大きな方針を迅速に実施し、新たな段階における国の急速かつ持続的な発展の基盤を築くという強い決意を示すものです。
今回、貫徹・実施される政治局の4つの決議には 新たな状況における国際統合に関する決議59号、 2030年までの国家エネルギー安全保障、2045年までのビジョンを定めた決議70号、教育・人材育成の突破的発展を目指す決議71号、国民の健康保護・医療体制の強化対策に関する決議72号があります。
政治的決意から実践行動へ
これらの4つの決議は、いずれも国家発展の柱であり、すべての国民と密接に関わる分野です。その内容は、常に「人間」を開発戦略の中心に据えるという、党と政府の一貫した姿勢を改めて確認するものです。16日午前ハノイで行われた会議で、ファム・ミン・チン首相は次のように強調しました。
(テープ)
「最近、発布された決議はいずれも、人間こそが国の成否を左右する最大の要素として位置付けています。人間への投資は、発展への投資であり、民族の未来への投資でもあります」
今回の会議の大きな特徴は、決議の学習や研究にとどまらず、直ちに各省庁、部門の行動計画へと具体化することが求められていることです。これについて、トー・ラム書記長は会議で次のように明らかにしました。
(テープ)
「年末まで国会は第15期国会の最後となる第10回会議を行います。そこで、これらの決議の内容は速やかに国会で取り上げ、関連する法律や決議として制度化しなければなりません。中央から各地方の党委員会も直ちにこれらの決議を実施する必要があります」
国づくりに新たな原動力を
また、トー・ラム書記長はこの4つの決議は、国の発展を支える重要な柱を網羅しています。すなわち、発展空間を広げる「国際統合」、基盤を支える「エネルギー」、人材の能力を高める「教育」、そして国民の健康を守る「医療」です。
会議で発表を行ったトー・ラム書記長(写真:VGP/Nhật Bắc) |
トー・ラム書記長は、これらの決議の実施には多くの課題があると指摘しました。国際統合を実施するため、複雑な地政学的変動に揺るがぬ政治的胆力が求められます。エネルギー安全保障は、需要の増大とグリーンエネルギーへの転換に直面しています。教育は、品質の不均衡や地域間格差を克服しなければなりません。医療は、病院の過負荷、人材不足、そして国民全体への医療提供が課題です。
そのほか、トーラム書記長はこれらの挑戦こそ、指導力と国家運営能力を試す試金石であると明らかにし、次のように述べました。
(テープ)
「この4つの決議を徹底して実施することで、国の発展に新たな原動力が作られ、国はより豊かに、国民はより幸福になります。政治システム全体が団結して、力を尽くすよう呼びかけます。一人一人が一つひとつの具体的な行動を積み重ね、規律と創造性を持って取り組むならば、必ず成功をおさめます」
今回の会議は、単なる重要な政治イベントだけでなく、国の発展の道を改めて確認する出来事です。それは、経済成長のためだけでなく、国民生活の質を高めるための発展、単なる国際統合ではなく、独自性ある統合、そしてただの前進ではなく、持続可能な前進を目指すという決意なのです。