気候変動対応分野における国際協力

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多くの地方は数百ヘクタールに及ぶマングローブ林の復旧を行なった。

ベトナムは気候変動の影響による最も甚大な影響を受ける国々の一つです。気候変動対応に関する国家戦略は外国支援者の長期的支持を呼びかけています。

この数年間、気候変動はベトナムのみならず、世界中の多くの国々にとってホットな問題となっています。ベトナム政府は気候変動対応に関する国家目標プログラム、2050年までの気候変動と海面上昇シナリオ、及び国家行動計画を批准しました。ベトナムの気候変動対応策はこの分野においてメリットのあるオランダなどの国々からの積極的な参加を受けています。

2010年に、オランダとベトナムは気候変動適応と水資源管理に関する戦略的パートナー合意の文書に調印しました。それ以来、両国は水資源の管理に関する政府合同委員会を発足しました。2011年3月に開催された同委員会の第1回会議では、双方はベトナムにおける水資源の管理能力強化、気候変動の適応、及び農業生態系の保護などの問題について討議しました。特に、両国は、南部メコンデルタ地域開発、都市・農村部の発展能力向上、洪水コントロール、給水、廃水処理などにおいて協力しています。

さらに、先日の6月17日に、オランダのマルク・ルッテ首相がベトナムを公式訪問した際に、グェン・タン・ズン首相はマルク・ルッテ首相と共に、南部メコンデルタ地域発展、気候変動対応に関する戦略的パートナー合意を実現する会議を主催しました。

現在、資源環境省は外国援助額4億3千万ドル相当の58件の気候変動対応プロジェクトを実現しています。また、2013年中に、同省は各省、各部門及び幾つかの地方と連携して、気候変動対策を目指して、マングローブ林の復旧プロジェクトを実施しました。この年に、農業農村開発省は2015年までの全国のマングローブ林復旧計画案を立案しました。デンマーク政府の支援を受け、多くの地方は海の堤防建設、数百ヘクタールに及ぶマングローブ林の復旧、浄水供給システムの建設などを試験的に行ないました。

気候変動に関する国家戦略の中では、4つの目標が挙げられています。その中に、国際共同体との協力という目標があります。ベトナムはさらに世界銀行、国連代表事務所、アジア開発銀行などの国際組織と連携して自国の目標を達成しています。

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