先頃、グェン・タン・ズン首相は、幾つかの水産業発展政策の発効に関する議定67号に調印しました。この議定は来る8月25日に有効となります。
これに基づき、政府は、投資、融資、保険などに関する漁業者への補助政策をとる事になります。これは、海洋経済潜在力の活用、漁業の近代的発展、海と島との領有権の保護の重要な前提であると見なされています。

鉄製漁船
注目すべき点とは、政府が鉄製漁船の建造を対象に低金利借款政策に特別な関心を持っているということです。それらは、遠洋漁業活動に従事する400馬力以上の鉄製漁船の新規建造者、または、遠洋漁業船の新規建造を行なう漁業者は商工銀行からその漁船の価値の95%相当の融資を年利子率7%で受けることが出来ることになります。この7%の利子率のうち、漁船の所有者が1%を負担しますが、残りは国家の負担です。特に、漁船の運行乗組員向けの訓練、先進技術による水産物の水揚げと保管の手解き、漁船の設計、定期修理の全ての費用は補助されます。
その一方で、乗務員は国家から全ての保険加入料金を補助されます。同時に、漁船の保険、設備、漁獲網などの購入も補助されます。中部クアンガイ省農業農村開発局のファン・フィ・ホアン副局長は次のように語りました。
(テープ)
「これらは正しくて効果的な政策です。漁業者に遠洋漁業のための鉄製漁船を奨励する事は国家の領有権の保護に寄与する事だと思います。従来の木造船と比べ、鉄製漁船はより安全でかつ現代的なものです。これは、漁業の近代化の突破口を作り出します。」
一方、国家銀行のグェン・バン・ビン総裁は「同銀行は商工銀行と共に、漁業者向けの融資額を用意している」と明らかにし、次のように語りました。
(テープ)
「漁業者向けの融資額は整っています。これらの融資額は政府の法的文書が発行してから、実行される事が出来ます。」
他方、ベトナム労働総連盟は漁業者を補助する為に、企業の設立を促すと同時
に、漁業者と地方行政当局及び各企業を結んでいます。ベトナム労働総連盟のダン・ゴク・トゥン議長は次のように語りました。
(テープ)
「数百隻の遠洋漁船には大型漁業支援船が随行しなければなりません。その時、漁業支援船は漁業者が長期に漁を行う為に、飲料水、オイル、ガソリン及び必需品などを提供します。重要なのは、この漁業支援船は漁獲物を買い入れたり、漁業者に漁獲物の保存方法を教えしたりするという事です。
これまでに、政府は、漁業者への様々な補助政策をとっています。これらの政策と共に、議定67号は漁民の長期的な操業活動に有利な条件を作り出すと期待されています。