組織・機構の合理化

(VOVWORLD) -  12月1日、ハノイで、「政治システムにおける組織・機構の合理化」に関する第12期党中央委員会総会の決議18号の実施状況を総括する会議が行われました。
組織・機構の合理化 - ảnh 1

席上、トー・ラム党書記長は政治システムの組織・機構の効率化・合理化を遅延なく進めることが重要だと強調しました。これは特に重要な任務であり、政治システム全体の断固たる行動と最高の決意で実行すべきであるとしています。

2024年9月20日の第10回党中央委員会総会以降、政治システム全体は力強く動き、社会経済の発展と国民の物心両面での生活水準の向上に力を尽くしています。この期間中、政治局と書記局は迅速な行動を取って、10回以上の会議を行い、およそ100の重要案件について意見を出し、基本的な懸案の解決と新たな課題への対応に取り組んできました。

実施すべき案件 早期に解決

トー・ラム党書記長によりますと、党の組織・機構の効率化・合理化は、これまでの任期、特に第12回党大会以降、多くの党大会で取り上げられてきました。これをみて、党がこの問題を見極め、実施の必要性をより理解していたものの、展開の過程では目標が達成されなかったことが分かりました。これは確かに困難な課題ですが、それでも実行しなければならないとしています。トー・ラム書記長は、中央から地方までの省庁、部門に対して、この方針を徹底させ、高い政治的決意をもって、実行に踏み切るよう求めました。これは特に重要な任務であり、政治システムの組織・機構の効率化・合理化において革命的であると強調しました。

(テープ)

「これは単に規模や数量の問題ではなく、本質的に政治システムの活動における質的な変化を生み出す必要があります。指導者や党委員会、機関の責任者は、「走りながら解決する」という精神で、委任された任務を断固として実施すべきです。また、「中央は省を待たず、省は県を待たず、県は末端組織を待たず」、「中央が模範を示し、地方が呼応する」という精神を掲げる必要があります」

トー・ラム書記長は、各レベルの部局や、部門に対し、計画に基づき、今年12月内に自らの機関、部局のモデルを提案するよう要求しました。最終的に、2025年第1四半期までに、政治システムの組織・機構の整理・強化案を完成させ、党中央委員会に報告することを目指します。また、迅速に実施しながらも、慎重かつ確実に進め、原則を堅持し、実践の総括や専門家、科学者の意見、さらに外国の経験を取り入れて、最も最適な組織の設立を提案することが求められます。さらに、 組織・機構の改革は党の指導方式の刷新や地方への大幅な権限委譲、行政改革の推進、浪費防止対策、国家デジタルトランスフォーメーション、公共サービスの社会化などと連携する必要があるとしています。

(テープ)

「新しい組織は、古い組織よりも優れており、すぐに活動を開始しなければなりません。業務の中断や時間の空白を作らず、地域や分野を放置せず、社会や市民の通常活動に影響を与えないようにする必要があります。組織の合理化は、人員整理と合わせて行い、任務に見合った十分な資質と能力を持つ職員の再構成を図ります。合理化は、機械的に削減することを意味するのではなく、不要なポジションを排除し、効果的でない業務を減らすことで、重要な分野や本当にふさわしい人材にリソースを集中させることを目指します」

トー・ラム書記長は、中央から地方までの指導者に対し、党、国家、国民に対する責任感を高め、組織の合理化、政治システムの整備を早期に完了させるために、最高の決意を持って指導するよう求めました。また、2024年、2025年および第13回党大会の任期中の目標や任務を超過達成し、第14回共産党全国代表大会に向けて、各レベルの党委員会大会を周到に準備するよう要請しました。

社会のコンセンサス

組織の合理化に関する徹底的な改革の実質的かつ迅速な実施は、社会全体のコンセンサスを得ており、人民各層の信頼と支持を受けています。

男性: 「これは前例のない削減であり、非常に高い決意を示し、国民の願いに応えるよう望んでいます。国民の支持が得られれば、成功すると信じています」

男性: 「組織の合理化を実施することは、組織がよりスリムになる一方、質が向上することを意味します。組織の合理化により、国民や各団体が円滑に活動できるようになります」

国は飛躍の時代に入っています。前例のない速さで進められている組織の合理化における革命的な取り組みは、将来、強靭な国家の構築を決定づけるでしょう。

 

ご感想

他の情報