経済成長に繋がる輸出、消費、投資の役割

(VOVWORLD) -というのは、2020年に、輸出、消費、及び、投資は、ベトナム経済発展事業に重要な貢献をしてきたからです。

ベトナム政府は、2021年のGDP=国内総生産伸び率を6.5%にする目標を設定しています。この目標を達成するために、グエン・スアン・フック首相は、輸出、消費、及び、投資の役割を幾度も強調してきました。

2020年の重要な貢献

経済成長に繋がる輸出、消費、投資の役割 - ảnh 1商工部門の総括会議の様子(VGP/Phan Trang撮影)

去る1月7日に開催された商工部門の総括会議において、フック首相は、経済発展に対するこの3つの要素を再度強調しました。というのは、2020年に、輸出、消費、及び、投資は、ベトナム経済発展事業に重要な貢献をしてきたからです。具体的な輸出額は、2019年同期と比べ6.5%増に当たる2815億米ドルを超えると予測しています。輸出品目の構造は前向きに改善しています。粗製品の輸出が減少し、加工製品の輸出が増加しました。輸出超過額は、約191億米ドルに達し、過去最高となっています。これにより、5年連続、ベトナムの貿易収支は黒字となっています。

経済成長に繋がる輸出、消費、投資の役割 - ảnh 2トアン・アン商工大臣

商工省のチャン・トアン・アン大臣は次のように評価しています。

(テープ) 

「ベトナムの輸出超過額は191億米ドルに達したことに喜ばしいことです。これは、印象的な数字であり、国の持続可能な発展という目標の確保に貢献します。」

一方、およそ1億人の人口を擁する国内市場の潜在力が大きく、一人当たりの平均所得が増加したことは、消費量の増加に繋がっています。2020年の小売売上高と消費サービス収益は約2183億米ドルに達し、2019年と比べ2.6%増となっています。

そして、2020年の社会全体投資額は、昨年と比べ5.7%増に当たり、また、GDPの34.4%に相当する930億米ドルに達しています。

輸出、消費、投資の役割を維持

政府は、経済成長の目標達成が重要な原動力であり、強固な基盤を作り出すだけでなく、雇用創出、社会保障、発展格差是正を確保することを明確にしています。そこで、輸出・消費・投資を足並みを揃えて断固として運営する必要があります。

フック首相は次のように語っています。

(テープ) 

「政府は、2021年のGDP伸び率を6.5%に引き上げることにしました。その主要な原動力は、輸出、消費、投資であると確定されています。2021年にも、この3つの要素の役割は、引き続き活用されます。そこで、あらゆる面において2020年より良好な結果を収めるように取り組まなければなりません。」

フック首相は、また、経済社会の持続的な発展に向けて、エネルギー資源を確保し、非国有セクターの参加を働きかけると共に、自由貿易協定を効果的に実施することなどを指導しました。その一方で、政府は、政策の完備、主要インフラの整備、人材の育成などを推進することになります。これらの努力は、強固なベトナムの構築に向けた決意の遂行に貢献することです。

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