9日午後、東京都で、第1回日本ベトナム・ピアノフェスティバル2013が行なわれました。このイベントはベトナム・日本国交樹立40周年を記念する活動の一環です。
開会式で、在日本ベトナム大使館のドアン・スアン・フン大使は「ベトナムと日本との関係は最盛期にある。その背景の中で、今回のピアノフェスティバルは特別な意義を持つ出来事であり、両国民の友好関係の緊密に寄与している」と強調しました。
日越のピアニストによる協奏(写真:Huu Thang)
総監督を務めたのは、2004年からベトナムで子供たちとの触れあいコンサートを継続しているピアニストの樋口あゆ子でした。
フェスティバルでは、樋口あゆ子自身によるクラシックの名曲やベトナム民謡の演奏に加え、冒頭に日越両国の若手が登場しました。
ベトナムからは、ベトナム国立音楽大学卒業後にモスクワのグネーシン音楽院で学ぶベトナムピアノ界のホープと見られるグエン・ビン・アンさん、日本からは、先の仙台国際音楽コンクールで5位に入賞するなどさらなる飛躍が期待されている片田愛理さんは、2台ピアノでモーツァルトのピアノ協奏曲第7番を演奏しました。